奇跡のメンバー勢揃いに“のだめ”ワールド全開!
「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」完成披露試写会
2009年12月9日

おなじみの“のだめ”キャストが役衣裳で登場!!
<左から、竹中直人さん、吉瀬美智子さん、福士誠治さん、山田優さん、ベッキーさん、玉木宏さん、
上野樹里さん、ウエンツ瑛士さん、山口紗弥加さん、なだぎ武さん、チャド マレーンさん、武内英樹監督>
累計発行部数3200万部以上を誇る二ノ宮知子さんの大ヒットコミックを映像化し、好評を博したテレビドラマ、スペシャルドラマに続く映画版「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」が遂に完成いたしました。満を持して映画化した本作は、のだめと千秋のパリでの奮闘と恋の行方を描く、フィナーレへの序曲。ヨーロッパ4カ国で大々的なロケを敢行した意欲作となっています。
12月9日、東京・有楽町の東京国際フォーラムにて完成披露試写会が行われ、主演の上野樹里さん、玉木宏さん、ウエンツ瑛士さん、ベッキーさん、山口紗弥加さん、山田優さん、なだぎ武さん、チャド マレーンさん、福士誠治さん、吉瀬美智子さん、竹中直人さん、武内英樹監督が映画の衣装そのままで登場。4000人の観客が総立ちで迎えるなか、“のだめワールド”全開のトークを繰り広げて会場を盛り上げました。最後まで大変な熱気に包まれた舞台挨拶の模様をレポートいたします。
舞台挨拶(挨拶順)
上野樹里さん(野田恵役) |

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今日はお越しくださってありがとうございます! いよいよ完成披露です。今日は楽しんでいってください。 |
玉木宏さん(千秋真一役) |

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皆さん、こんばんは。今日が初披露ですので、早く皆さんに届けたいなという思いでいっぱいです。なので、最後までじっくりゆっくり楽しんでいってください。 |
ウエンツ瑛士さん(フランク役) |

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英語もまともに喋れないのに、フランス人役をやりました(会場笑)。「挨拶は簡単に済ませてください」と言われたんですけれども、一つだけ言わせてください。なんで僕だけこんな緑と黄色(の服装)なんでしょうか(会場笑)。僕もちゃんとしたスーツを着たかったです。
玉木さん:
役衣装ですから(笑)。
ウエンツさん:
あと、本番ギリギリまで玉木宏が僕のカツラで遊んでいたので、ズレてないか心配です(会場笑)。 |
ベッキーさん(ターニャ役) |

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こんばんはー! こんなにたくさんの方々に来ていただいて、本当に幸せです。「のだめ」に出られて良かったなと、また今日思うことができました。 |
山口紗弥加さん(並木ゆうこ役) |

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私はひと足お先に(映画を)拝見したんですが、超面白いです(会場笑)! お楽しみに! |
山田優さん(孫Rui役) |

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皆さん、こんばんは。この作品に出られて、本当に幸せに思っています。最後まで楽しんでいってください。 |
なだぎ武さん(テオ役) |

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今日はディラン・マッケイではないんですね(会場笑)。原作のテオファンはビックリしていると思いますけれども、テオを濃いキャラクターにしたいということで、眼鏡やカツラをつけたら出来上がったのが後期のジョン・レノンみたいなことになりました(会場笑)。見た目には驚いているかもしれませんけれど、中身は原作を忠実に守りながらや演じたので、気に入っていただけたらなと思います。皆さん、今日は私のうちわまで作っていただいてありがとうございます。えええ? 玉木くんか(会場笑)。 |
チャド マレーンさん(ポール役) |

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どうも~! ♪僕は陽気な三男坊~(会場笑)。ほんまは違うんやで! オーストラリアから来たんですけれども、「最終楽章」に出まして、脱ラリアした甲斐があります。ほんまは僕、バソンっていう大きい木の棒を吹いてるんですけど、今日は持ってないので心細いです。何も持ってないと、安いウエンツに見えてまうので(会場笑)。だから、挨拶代わりに、僕はダンスも上手いので、ダンスを見ていただけないかな(会場拍手)? それでは、のどちんこダンス! エンターテインメント! |
福士誠治さん(黒木泰則役) |

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(チャドに)めっちゃやり辛い(笑)! 僕はドラマの途中から参加しまして、スペシャル、映画と出演しました。途中参加にも関わらず、この場に立ててとても嬉しいです。 |
吉瀬美智子さん(エリーゼ役) |

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エリーゼ役をやりました、吉瀬美智子です。吉瀬美智子です。吉瀬美智子です(会場笑)。(この格好では)ちょっと分かりにくいかなと思って(笑)。思う存分楽しんでください。 |
竹中直人さん(シュトレーゼマン役) |

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(会場からの「ミルヒー(愛称)」との声援に)アリガトウゴザイマス! モット呼んでクダサイ! 映画終わったら、私と一緒に合コンしましょ(会場笑)!
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武内英樹監督 |

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命がけで作ったので、楽しんでください。まあまあ面白いです(会場笑)。 |
質疑応答
MC:久しぶりにのだめを演じて、こうして完成披露試写会を迎えた今のお気持ちはいかがですか?
<豪華キャストが勢揃い!> |
上野さん:
ドラマでやっていた時はお客さんと触れ合うことがなかったんですが、こうして映画になることでテレビで観ていたお客さんたちが目の前にいて、いま会えているということがすごく嬉しいです。逆に私たちがすごく感動しました。ありがとうございます。
MC:これからいよいよ映画を観ていただく訳ですが、特にここを観てほしいというところはありますか?
上野さん:
いっぱいありますよ! 変態の森とかもそうですし、やっぱりマルレオケですかね……。一つに決められないです。どうしよう?
MC:今回のだめは、パリの街を走り回っているとお聞きしました。
上野さん:
観る前のお客さんに先入観を与えたくないというのもあるんですが、私と千秋先輩が全然違うことを一生懸命やって過ごしているのに、「魔法使いの弟子」の音楽でうまく噛み合って一つになるんですよ。オーケストラみたいな演出になっているので、そこら辺を楽しんでいただきたいなと思います。
MC:およそ半年間に渡る海外ロケ生活は大変でしたか?
上野さん:
慣れましたね。最初は大変でしたけど、最後の方は毎日ピザやパスタでも大丈夫でした(会場笑)。
玉木さん:
食べ物の話か(会場笑)!?
上野さん:
あ、海外生活は……石畳が大変でした。
玉木さん:
そうだね(笑)。
上野さん:
ヒールが(石畳に)ハマっちゃうと大変なので、ぺたんこの靴を2ユーロで買ったりして(会場笑)。安いんです。それを買って履き直したりしながら頑張りました。
MC:今回は映画ですので、ドラマとは違う気持ちで臨んだのでしょうか?
玉木さん:
映画のスタートが、初めてオケの常任指揮者を任されるところからスタートするんですけれど、また任されたのがダメなオーケストラで、それを立て直すことに一生懸命になるんです。それが前編の最大の見どころになるんじゃないかなと思っています。
<圧巻の演奏、そして指揮>
(C)2009 フジテレビ・講談社・アミューズ・東宝・FNS27社 |
MC:今回は、相当たくさん指揮をしたんですよね?
玉木さん:
いっぱいしましたね。
MC:6曲は指揮してますよね?
玉木さん:
曲数で言うと6曲ですが、シーンでいうとかなりありますね。
MC:しかも、1曲が長いんですよね。
玉木さん:
長いですね。こんなに指揮をするのは、連ドラから始まって今回が初めてだったので、そういう意味で成長した姿を見せなければならないというのはプレッシャーでした。
MC:とはいえ、実際に指揮をして、気持ちよくなったことはありませんでしたか?
玉木さん:
練習している時は全然気持ち良くなくて、早く止めたくて仕方ないんですけれど、実際にオーケストラの皆さんを目の前にして、このヨーロッパの素晴らしい舞台で指揮を振っていると、さすがに段々と気持ち良くなってくるんですよ。俳優として、そこに立てるのも本当に少ないと思うし、国内の撮影からスタートした「のだめカンタービレ」が、ヨーロッパ、ウィーンの楽友協会といった有名なホールで指揮ができることをすごく嬉しく思いました。
MC:ウエンツさんは、ヨーロッパと日本を行ったり来たりして大変だったとお聞きしました。
ウエンツさん:
そうですね。往復は……5? 7か8回ぐらいはしましたね。
MC:5から8に増えましたね(会場笑)。正確には?
ウエンツさん:
こういうところは僕、多めに言いたがるので(会場笑)。でもたくさん往復しました。
MC:大変だったんじゃないですか?
ウエンツさん:
移動の大変さはないですけど、そこまでして呼んでもらえているというプレッシャーはありましたよね。
<撮影はパリを初め、ヨーロッパ4カ国で敢行>
(C)2009 フジテレビ・講談社・アミューズ・東宝・FNS27社 |
玉木さん:
実際、喜んでたよね。
ウエンツさん:
そうですよ。マイルがすごく貯まるので(会場笑)。
玉木さん:
マイルの話しかしないんですよ(会場笑)。
ウエンツさん:
見どころとか言いましょうか(会場笑)? 前編では、序盤に僕と玉木さんの二人で物語を展開していく部分がありますので、そこは僕的に観ていただきたいですし、フランクは前回から参加しているんですが、オタクな部分しか強調されていなかったのが、今回は音楽シーンもあるので、そこがフランク的にはすごく嬉しいんじゃないかなと思います。
MC:ピアノを弾いているシーンがある、と?
ウエンツさん:
はい。それを楽しみにしてほしいです。
MC:ベッキーさんも相当過酷なスケジュールの中で撮影をこなしたと聞いています。
ベッキーさん:
そうですね。7回ぐらい往復したんですかね。1回、日帰りでフランスに行ったこともありました。
MC:日帰りでフランス!?
ベッキーさん:
朝(フランスに)着いて、2シーンぐらい撮影して、夜(日本に)帰るとか。だから、私の中ではちょっと離れた東北地方みたいな、そんな感覚です(会場笑)。しかも私、フライト中ずっと寝ていられるので、すぐ着きました。全然困らなかったです。
MC:スペシャル版のターニャと、映画のターニャで違うところはありますか?
ベッキーさん:
恋をしていますね。恋してるので、洋服も抑えめになったりとか。前と違って今はヒョウ柄だけですから、だいぶ抑えめになってます。地味な方です。喋り方もちょっと恋してるモードでおしとやかなので、いつもの強気じゃないターニャも楽しんでいただけると思います。
MC:他に忘れられないエピソードなどはありますか?
ウエンツさん:
あるでしょ、あの面白いやつ言ってよ(会場笑)。
ベッキーさん:
このやろう! このバラエティ人間! いま女優として来てるんだよ(会場笑)!
ウエンツさん:
女優が「このやろう」とか言うなよ。
ベッキーさん:
以上です(笑)。
MC:山口さんはパリロケが1日だけだったそうですね。
山口さん:
実は1シーンのみの出演で、台本でも本当にト書き1行だけだったので、「あ、2時間ぐらいで終わるかな。ラッキー」なんて思っていたんですけれど、当日行ったらものすごいCGのシーンになるということで、8時間ぐらいかかってしまって、この衣装で飛んだり跳ねたり、ファイティングポーズをなだぎさんに考えてもらったりして、いろいろ大変でした。
MC:上野さんに「どのシーンが印象に残ってますか?」と聞くと、必ず「ゆうこさんとのバトルシーン」と答えていたそうですね。
<壮絶なバトルシーンの予感……!?> |
上野さん:
(山口さんに)あれは8時間かかると思ってなかったですよね。いや、本当に戦いましたよね(笑)。
山口さん:
終わったら足はつるし、首なんかも回らないんですよ。満身創痍でした。
MC:監督としても、8時間ぐらいはかかるという気持ちだったんですか?
武内監督:
いや、3時間ぐらいで終わると思ったんですけど、そこで実際にCGをつける訳ではないので、意外にかかってしまいました。
MC:山田さんはスペシャル版からの出演ですが、映画で孫Ruiはどんな感じになるんでしょうか?
山田さん:
縛られていたお母さんから解放されるんですが、それが表情にあまり出ないというか、うまく表現できないんです。武内さんと相談して、すごく楽しいのに、顔は笑ってないという感じにしていったんですが、それがすごく難しくて、何度も何度も演じました。
MC:なだぎさんは新しいキャラクターを演じるに当たって、どんな役作りをしましたか。
なだぎさん:
テオというのはいつも一人でテンパっているようなキャラクターなので、「とにかく早口で喋ってくれ」と。ちょっとでもテンションが落ちると監督が「いまちょっとテンション落ちたね」と見逃さないので、常にテンションを上げて早口で喋るという感じでした。僕は外人というとディランで喋り慣れていて、「なんだ」と一言いうだけでも「ん~なんだ」と、これだけ時間がかかる訳ですよ(会場笑)。これではダメなので、とにかくテンポをあげるというのが一番大変でした。
MC:フランス人というのもありますしね。
なだぎさん:
そうなんですよ。「フランス人っぽく」と言われるんですけど、何がフランス人っぽいのか……(会場笑)。監督に「どういうのがフランス人っぽいんですか?」と聞いたんですけど、「そこは任せる」と答えをくれないんですよ(会場笑)。だから、常に一生懸命考えながらやりました。
MC:そして、このテオの外見ですが、原作とはまったくの別人ですが、これは監督と決めたんですよね?
なだぎさん:
まあ、そうですね(笑)。いろいろなカツラに挑戦して「これはどうだ?」「あれはどうだ?」「ついでに眼鏡なんかかけたらどうだ?」とやっている時に、たまたまこれがバチッと合致して、監督が「それでいこう」と。その後もいろいろと試して、原作のテオに近いものもあったんですけれど、「いや、パンチがないな」という監督のこだわりでこれになったんですね。だから、何回も聞いたんですよ、「これでいいのか?」「この眼鏡で大丈夫か?」と。でも、「それでいこう」と言われるので、「じゃあ、いこう」ということになりました。
MC:そもそも、ミルヒーが原作とはまったく違いますからね(会場笑)。
なだぎさん:
そうなんです。それで、監督から「大丈夫。竹中さんがいるから、うちには」という一言をいただいたので、安心してできました(笑)。僕も山口紗弥加さんと同じシーンで、パリは1日だけだったんですけれども、一緒にやらせていただいたり。
MC:先ほどのパフォーマンスで会場の皆さんも唖然としていましたが、チャド マレーンさんは吉本興業の芸人さんなんですよね。
<チャドさんはなだぎさんの後輩!> |
なだぎさん:
僕の後輩です。
MC:今回はバソン奏者を演じて、いかがでしたか?
チャドさん:
今回は芸人じゃなく、役者さんとして呼んでもらったので、真面目にやろうと。千秋先輩を支えるオケのメンバーの一人、ポールという役なんですけど、そのポールを支えているもっと大切な存在、ポールのオカンも僕がやってるんです。その役作りでだいぶ苦労しましたね。「おふくろの味から覚えていかなあかんな」と思って、とにかく「卵かけごはんだけでも作れるようになっとこう」と、卵を割ったんですけど、黄身も白身も身も心も全部流れていったんです。
MC:映画の中では見事に関西弁のバソン奏者を演じていますから、舞台のチャドさんは忘れた方がいいかもしれません(会場笑)。
チャドさん:
大阪ラリア人ですから。
MC:これだけ個性的な面々の中にあると、黒木というのは良心だなという気がしてきますよね。どう見ても一人だけ普通ですものね(会場笑)。
なだぎさん:
普通の福士くんが間違ってるみたいな感じですよね(会場笑)。
福士さん:
場違いですか?
MC:そんな気が一瞬します。だって、今日の皆さん、ヅラ率が50%以上ですよ。半分以上の人がカツラをかぶっているんです(会場爆笑)。山田優さんもウィッグをつけてるんですものね?
山田さん:
そうですね。
福士さん:
僕の順番だったんじゃないんですか(会場爆笑)。
山田さん:
私もヅラです。
福士さん:
いや、君のヅラの話より、黒木の話を(会場笑)。
MC:黒木といえば、ちょっと固いイメージがありますが、今回の黒木はそれだけじゃないんですよね?
福士さん:
ターニャと少し恋が。まあ、僕は気付いているかどうかという感じなんですけれど、派手と地味の恋が見れるんじゃないかなと思います。僕は地味だとは思ってないんですが(笑)。ターニャとのシーンはとても面白くなっていると思います。
MC:撮影でそういうシーンを演じると、私生活でも感情が芽生えたりということもありますか?
<映画の中では2人の恋模様にも変化が> |
ベッキーさん:
なかったです。
福士さん:
早いな(会場爆笑)! ちょっと考えようよ。
ベッキーさん:
なかったです(笑)。
福士さん:
はい、なかったです。
ベッキーさん:
本当になかったです。
福士さん:
もう一回言わなくていいから(会場笑)。なかったです。
MC:吉瀬さんは、久しぶりにエリーゼを演じていかがでしたか?
吉瀬さん:
私自身、普段はすごく低いテンションなんですけれども(会場笑)、「エリーゼはテンション5倍、テンション5倍」と監督から言われまして、本当にお金とテンションのことだけを常に考えました。「私は千秋くんに仕事を与えてお金をガッポリ」と、そのことだけを考えてテンション5倍で(会場笑)。早朝にテンション5倍にするのは、すごくハードでした。
MC:普段演じる役柄とは違いますが、やっていて楽しいですか?
吉瀬さん:
普段は笑わない役が多いなかで、文字で書くと「アハハハハ」というような笑いをやらなくてはならなくて……はい(会場笑)。また違うエリーゼが後半に観られると思います。
MC:お待たせしました。続いては竹中直人さんです。
<ミルヒーがパワーアップしてカムバック!> |
竹中さん:
(ミルヒーになりきって)ドウモ、お邪魔シマシタ! こんな大勢のお客サン集まってくれて、とてもウレシイ! サイコーデス! ヤッタヨ~! タダイマ帰ってキマシタ!
MC:映画になってミルヒーも帰ってきた訳ですが、その辺のお気持ちはいかがですか?
竹中さん:
合コンシーン、スクナカッタ(会場笑)! サミシカッタ! エッチなシーン少なかった、ザンネンデス。
MC:前編は若干、ミルヒーの出番が少ないかなという感じですが。
竹中さん:
ソウ! マジ、スクナイヨ! モットモット出たかった!
MC:いただいた情報によると、前編でミルヒーの海外ロケはなかったと。
竹中さん:
アリマセンデシタ。河口湖、パリに見立ててヤリマシタ(会場爆笑)!
MC:いまの話を皆さんに聞いていただいて良かったのか、非常に悩むところではありますが、あれは河口湖だったんですね?
竹中さん:
チガイマス! パリです(会場笑)!
MC:ミルヒーとしては、どういうところを観てほしいと思いますか?
竹中さん:
やはり千秋とのだめ、この二人の関係、私ズット見守ってる。この二人の恋、愛の行方、それが前編をひっぱる。サイコーデス。それだけに集中して、私で息を抜いてください(会場笑)。(いきなり竹中さんに戻って……ベッキーさんに)なんだ、文句あるのか。
<竹中さんのいつもの調子に会場も爆笑> |
ベッキーさん:
ないです。小指立ってますよ。
竹中さん:
いけないのか、小指立てちゃ(会場笑)。
ベッキーさん:
みんな気になってますから。
竹中さん:
小指立てようが立てまいが関係ないだろ。
ベッキーさん:
はい(と、叩くような仕草)。
竹中さん:
あ、(小指が)落ちた(会場笑)。
MC:監督、これまでずっとドラマの演出をしてきて、映画だということは強く意識しましたか?
武内監督:
正直、あまり意識してないですね。ドラマでやっていたことを、あまり気負いなくやろうと思って、特に映画だからということでやったことはないですね。
MC:しかし、映画ならではのスケール感は十分に伝わると思います。監督から、ここを観てもらいたいというメッセージはありますか?
武内監督:
途中、かなり細かいギャグをいっぱい散りばめていて、最後に「1812」のオーケストラシーンがあるんですけれども、そこの千秋の指揮ですね。彼が血の滲むような努力をして作り上げたシーンなので、ぜひ今日は演奏会に来ていただいたと思って、シーンの途中でも感動したら素直に拍手してもらいたいぐらいです。それと、一つお願いがありまして、衝撃のラストになっているので、観ていない人には絶対に最後のカットのことを言わないでください。
■最後に、上野さん、玉木さんからメッセージが送られました!
<のだめと千秋先輩に会いに、
ぜひ映画館へ!> |
上野さん:
本当に面白いと思います。こんなにパワーがいっぱい詰まった、スケールの大きな映画はなかなか作れないと思いますし、「最終楽章」ということで、みんなもさらにガッと気合いが入っているので、すごく面白いと思います。コメディだけじゃない、この「のだめ」の作品の楽しさを、今日は楽しんでいってください。そして、今日楽しかったなと思った方は、公開してからもっといい環境でじっくり観てください(会場笑)。今日は遠くの人たちにはどういう風に見えるのか心配なので、いい映画館で……(会場笑)。
玉木さん:
ここもいいと思うよ(会場笑)。
上野さん:
でも、ここはホールでしょ? 映画館ではないので。私、ちょっとこだわってますけど、映画館で観ていただきたいんですよ(会場笑)。でも、今日は4000人の方が集まって観るということで、これもなかなかないことなので、笑ったり泣いたりいろいろあると思いますが、皆さんで大いに楽しんでいっていただければ幸せです。
玉木さん:
今までの「のだめ」のテイストももちろん続いていますが、映画になったことですごくどっしりとした作品になっていると僕は思います。なので、この劇場がコンサートホールのようになってオーケストラのシーンも観れるのではないかなと思っています。今日は皆さんが第一号なので、ぜひ最後まで楽しんで観ていただきたいなと思っています。よろしくお願いします。
上野さん、玉木さん:
さあ、楽しい音楽の時間です!
「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」公式サイト