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NIKKEI NET

天皇陛下、中国副主席と特例で会見 首相が実現指示

 政府は11日、中国の習近平国家副主席が14日から来日して鳩山由紀夫首相と会談するとともに、天皇陛下と会見すると発表した。15日を予定している。外国要人と天皇陛下との会見は1カ月前までに外務省が宮内庁に要請するのをルールとしており、今回は通常の手続きを経ない特例となった。宮内庁の羽毛田信吾長官は「たいへん異例のことだが、まげて陛下にお願いした。こういったことは二度とあってほしくない」と述べた。

 中国側が会見を打診したのは先月26日だったため、外務省はいったん断った。ただ中国側は胡錦濤国家主席が1998年の副主席時代に陛下と会見した例を引き合いに強く要望した。

 日中間の話し合いは平行線をたどり、鳩山首相が平野博文官房長官に「非常に大事な話だ」と会見の実現を指示した。首相は記者団に「諸外国と日本の関係を好転させるための話だから、政治利用という言葉は当たらない」と語った。 (01:28)

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