島根県立大の本田雄一学長は8日、浜田市野原町の同大で定例会見を開き、平岡都さん(19)の遺棄事件について「1カ月半たっても心の大きな部分を占め、犯人への憤りは強まっている。一刻も早く犯人逮捕を」などと思いを語った。
学長は、平岡さんが不明になった10月下旬以降「学生や教職員の不安を鎮めるため全力を挙げた」と振り返り、平岡さんの家族に対してもあらためておわびの言葉を述べた。
捜査に対しては「学生の個人情報の提供など、学問の府の自治を守りながら状況に応じ協力している。学内に犯人はいないと信じている」とし、懸賞金アイデアについては「制度ができるまでは静観する。今は警察を信頼している」とした。
【写真説明】事件1カ月余りたって心境を語る本田学長
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