E-MachineのHDDのパーティションを切る(分割する)場合は、KNOPPIXというLinuxを使います。(KNOPPIXは主要OSになんの影響も与えず、外部メディアのみで起動できるグレートなLinuxOSであります。)
これを使えば、市販の分割ソフトが不要で、しかもパーティションを変更しても、データは失われないので、大変便利。もちろん、E-Machineじゃなくても利用可。
実際の手間といったら、ダウンロードに多少時間がかかるくらい。あとはこのページに沿ってやれば楽勝間違い無しなので、早速手順を紹介します。
(※ちなみに、これはJ6446で実行したときのままに書いています。)
1.KNOPPIXをダウンロードする。最新版はDVDサイズになっているので、一つ前のバージョン、3.8(700M)を使います。
2.ダウンロードデータをISOモードで焼きます。B'sRecorderの場合は、
↑ここにドロップして焼けばOK。ちなみに、J6446に標準で添付されているソフトは、Nero Expressです。これは、「ディスクイメージ又は既存のプロジェクト」を選びます。あとは指示に従って操作します。
3.焼いたCDをドライブに入れて再起動。文字がずらずら出てきますので、しばしボーッと待ちます。
起動画面が出て、画面下部にPRESS F2 or F3云々というメッセージを見つけたら、F2を推します。で、
fb800x600 (xは小文字のエックス)
と入れてEnterを押し、起動を続けさせます。この800X600は画面のサイズです。標準の画面サイズだと、KNOPPIXメニューが表示されない、画面が砂嵐のようになる・・・といったバグがありました。
たぶん、このPCはATI Radeon Xpress200という、マザーボード内臓のグラフィックチップを標準では使用しますが、そのチップが比較的新しいためではないかと思います。
fb800x600
これを起動時に指定しましょう。
するとKNOPPIXが初期化され、それが終わると使える状態になります。画面下部にメニューが出ますので、一番左端、歯車のボタンをクリックします。
メニューから、KNOPPIX -> Root Shellをクリック。
黒い画面が出ますので、
qtparted
を打ち込んでEnterを押すと、パーティションを操作する画面に入ります。
まずデバイスから内蔵HDDを選びクリックします。
メインとバックアップのパーティションが右側のウィンドウに表示されます。メイン(容量が最大の方)を選び、右クリックで、「サイズ変更」を選択。
赤い四角で囲ったところが、新しく作るパーティションです。右側のボタンでMB/GBの単位を切り替え、左に数値を打ち込みます。ま、ごっつり180Gぐらいとっても良いかもしれません。
パーティションの種類は、何でも良いでしょう、というか小生はPrimaryを選びました。フォーマットはもちろんNTFSですよ。これらを決めたら確定するボタンを押します。
問い合わせダイアログが出て、OKを押せば、自動で作業してくれます。
すべてが終わったら、ウィンドウを閉じて、先ほどの歯車ボタンをもう一度押し、メニューの終わりの方のシャットダウンからシャットダウンして下さい。
すべてのプロセスが終了され、ディスクが出てきたら、抜いて、Enterを押して下さい。電源が切れます。
再起動をかけると、新しいデバイスを見つけました、というダイアログがタスクトレイに表示されます。少し待つと消えますので、再起動を一応、かけます。
起動したら、マイコンピュータを見て下さい。パーティションが出来ています。以上です。
このKNOPPIX、多少使いこなせると、いざメインのOSがぶっ壊れたときもCDから起動して、データのバックアップを取れる場合もあるので、興味のある人はGOOGLEで調べてみるのが良いと思います。