知人男性6人が次々と死亡…
34歳女詐欺師魔性の婚カツ=i2)
(週刊朝日 2009年11月13日号配信掲載) 2009年11月5日(木)配信
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詐欺罪・木嶋佳苗被告 知人男性相次ぐ不審死
結婚詐欺容疑で逮捕された木嶋佳苗被告(34)の知人男性が一昨年夏から次々に不審な死を遂げた。重大な捜査ミス疑惑も浮上している。
09年2月●東京都青梅市●53歳 疑惑の練炭自殺、捜査ミスの疑い
警視庁の捜査関係者は慙愧(ざんき)に堪えないとばかりに、こう漏らした。
「明らかに初動捜査のミス。現場経験の豊かな捜査員が対応していればありえなかった。そのせいで、今年の5月以降の事件まで誘発することになってしまい、被害者にはなんとも申し訳ない。上層部への報告もつい先日までまったくなされておらず、報告書が途中で隠蔽(いんぺい)されていたのではないかとさえ思える大失態。猛反省すべきでしょう」
木嶋佳苗被告の口座に約1700万円を振り込んだとされる東京都青梅市の会社員、寺田隆夫さん(当時53)は今年2月、20年来住み慣れたマンションの一室で死亡しているのが発見された。その部屋はいまだ表札がかかったままだった。
近くの住人は言う。
「七三分けで、見るからにマジメそうな物静かな人でした。紺色のスーツ姿以外見たことありません」
寺田さんは都内の大学を卒業し、大手電機メーカーに就職した。亡くなる直前まで関連会社に勤務し、ソフトウエア開発のチームリーダーを務めていた。無口でおとなしく、同僚と仕事帰りに飲みに行くこともなかったという。
急に会社に来なくなり、心配した上司が2月4日午後4時半ごろ110番通報。捜査員が急行したところ、室内で死亡しているのが確認されたという。結局、自殺と断定された。
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