講習会:南砺の食中毒受け、フグ取扱業者に「種類の鑑別が最重要」 /富山
12月10日18時0分配信 毎日新聞
南砺市城端の飲食店「幸ずし」で先月22日、フグ鍋を食べた男性客2人が意識不明になった食中毒を受け、県生活衛生課は9日、県東部のフグ取扱業者を対象に緊急講習会を開いた。
富山市新総曲輪の県民会館で行われた講習会には、飲食店経営者ら約150人が参加。フグ取扱者の信頼を高めるため、同課の広瀬修主幹が県のフグ取扱指導要綱を中心に、関係法規を改めて説明した。今年1月、山形県鶴岡市の飲食店で、ヒガンフグの白子を食べた7人が食中毒で入院した事例などを挙げ、卵巣や肝臓などの有毒部位を的確に除去するよう強調した。
さらにフグの種類別に筋肉や皮など食べられる部位を紹介。今回の食中毒では、男性店主がフグの種類を確認せずに提供していたことから「適切に処理するには種類の鑑別が最重要だ」と訴えた。
また、おさかな普及センター資料館(東京都中央区築地)の坂本一男館長がスクリーンを使い、尾びれの特徴などによる種類の見分け方を解説した。
16日には高岡市内でも県西部の業者を対象に講習会を開く。
県によると、南砺市の食中毒で意識不明になった2人のうち、1人は3日後に意識が回復。残る1人も今月2日に回復し、リハビリ中という。【岩嶋悟】
12月10日朝刊
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富山市新総曲輪の県民会館で行われた講習会には、飲食店経営者ら約150人が参加。フグ取扱者の信頼を高めるため、同課の広瀬修主幹が県のフグ取扱指導要綱を中心に、関係法規を改めて説明した。今年1月、山形県鶴岡市の飲食店で、ヒガンフグの白子を食べた7人が食中毒で入院した事例などを挙げ、卵巣や肝臓などの有毒部位を的確に除去するよう強調した。
さらにフグの種類別に筋肉や皮など食べられる部位を紹介。今回の食中毒では、男性店主がフグの種類を確認せずに提供していたことから「適切に処理するには種類の鑑別が最重要だ」と訴えた。
また、おさかな普及センター資料館(東京都中央区築地)の坂本一男館長がスクリーンを使い、尾びれの特徴などによる種類の見分け方を解説した。
16日には高岡市内でも県西部の業者を対象に講習会を開く。
県によると、南砺市の食中毒で意識不明になった2人のうち、1人は3日後に意識が回復。残る1人も今月2日に回復し、リハビリ中という。【岩嶋悟】
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最終更新:12月10日18時0分