高知地裁、女性殺害で懲役20年 無職の男に判決ことし2月に高知市の無職中村美智子さん=当時(27)=を殺害、遺体を焼いたとして、殺人と死体遺棄・損壊の罪に問われた無職坂本孝生被告(27)に高知地裁は8日、懲役20年(求刑懲役23年)の判決を言い渡した。 伊藤寿裁判長は判決理由で「遊ぶため借金を重ねた末の身勝手、残忍な犯行だ」と述べた。 公判では被害者参加制度を利用した中村さんの母親が「極刑を望みます」と述べ、弁護側は「深く反省している」と10年未満の懲役にするよう求めていた。 判決によると、坂本被告は中村さんからの借金を返せなくなり、ことし2月、高知市内のパチンコ店駐車場に止めた車内で首を絞めて殺害。遺体を実家近くの竹やぶで焼き、穴を掘って埋めた。 中村さんを駐車場に呼び出したとして、坂本被告の友人松本俊成被告(27)が殺人ほう助罪で起訴されている。 【共同通信】
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