岡山放送局

2009年12月13日 11時31分更新

作況指数は102


ことしの県内のコメの作況指数は、7月上旬以降、日照不足になったものの、8月中旬以降、天候が回復したことから「102」と平年の収穫量を上回りました。

農林水産省中国四国農政局によりますと、平年を100としたコメの作況指数は岡山県全体では「102」の「やや良」で、去年に続いて平年の収穫量を上回りました。

これを地域別に見ますと県の南部では7月上旬以降、日照不足になったものの、8月中旬以降は天候が回復したため、コメの生育は「やや良」もみの数は「平年並み」となりました。

また、早い時期に植えて収穫する「早生」が多い県の中北部では穂が育つ7月上旬以降、日照不足の時期があったものの、気温はおおむね平年並みに推移したことから、コメの生育、もみの数ともに「平年並み」となりました。

中国四国農政局によりますと、ことしの岡山県内の収穫量は18万1千トンと、天候に恵まれ収穫量が多かった去年よりは4500トン、率にして2%少なくなったということです。

中国四国農政局では、「当初は日照不足で収量不足を心配したが、結果的には天候が持ち直し、中国・四国地方では高い収量を維持できた」と分析しています。