恐喝未遂容疑　警官を懲戒免職

　鳥取県警は３日、恐喝未遂容疑で鳥取署に逮捕された県警警部補を同日付で懲戒免職処分にした。鳥取地検は同日、恐喝未遂罪で容疑者を鳥取地裁に起訴した。

　起訴状などによると、被告は11月10日午後７時15分ごろ、鳥取市内の男性（56）宅に公衆電話から電話し、「デリバリーヘルスで遊んだ子の中に17歳の子がいる。周りに知られたら困るんとちゃいますか」などと言い、現金２００万円を脅し取ろうとしたとしている。

　県警監察官室によると、被告はパチンコ店でたまたま耳にしたうわさ話から犯行を思いつき、遊興費欲しさにやったと説明。「被害者や警察組織に迷惑を掛けて申し訳ない」と話しているという。

　浜沢和雄首席監察官は「警察官としてあるまじき行為で、あらためて県民の皆さまに深くおわび申し上げます。職員が一丸となって再発防止と信頼回復に努めたい」とコメント。各所属長に再発防止策を一層進めるよう指示したとしている。