ＰＡで酒飲み仮眠、逆走衝突２人重傷…熊本

　１１日午前８時４０分頃、熊本市戸島西５、九州自動車道益城熊本空港―熊本ＩＣ間の上り線で、逆走した大型トラックと、ライトバンが正面衝突した。

　ライトバンの男女２人が足の骨を折るなどの重傷を負った。

　熊本県警高速隊は、トラックを運転していた鹿児島市上福元町、仁禮明吉容疑者（３７）を自動車運転過失傷害の疑いで現行犯逮捕した。

　発表によると、けがをしたのは、いずれも鹿児島県薩摩川内市大小路町の会社員萬福孝弘さん（３８）と同僚の米沢紀代美さん（５２）。

　仁禮容疑者は１１日午前５時頃、鹿児島市から佐賀県に向かう途中で託麻パーキングエリアに立ち寄り、酒を飲んで３時間半ほど仮眠。午前８時半頃、南へ約２００メートル逆走した。呼気からアルコール分を検出し、同隊は酒気帯び運転の疑いでも調べている。

　仁禮容疑者は「缶チューハイを飲んで車内で寝た。寝過ごしたと思い、あわてて運転してしまった」と供述しているという。