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秘書2人が労組からも給与 民主・稲見衆院議員

2009年12月8日0時19分

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 民主党の稲見哲男衆院議員(大阪5区)の政策秘書と公設第2秘書が、同議員が8月の衆院選で当選したのに伴い秘書に就任した後、所属していた大阪市職員労働組合(市職)から秘書給与とは別に給与を得ていたことがわかった。政策秘書は市職を退職し、得ていた給与を秘書就任時にさかのぼって返却したが、第2秘書は今後も市職から給与を受けるという。

 市職は稲見議員の出身団体。2人とも衆院選後、国会議員秘書給与法に基づく兼職届を衆院に提出しており、違法ではない。ただ同法は公設秘書の兼職を原則禁止しており、「給与を通じた組合からの支援」との指摘もある。

 市職によると、政策秘書は市職の常勤職員(書記)だった。だが市職退職の正式決定が11月下旬となったため、8〜10月に市職から月約57万円の給与が支払われた。政策秘書は12月4日に、この給与を全額返還したという。

 一方、公設第2秘書は市職の元書記で、2004年からは非常勤職員。現在も週1回程度出勤し、市職の退職者組織の事務を行って月53万円の給与を得ている。

 政策秘書は定年が近いため市職を退職することになったが、公設第2秘書はこのまま兼職を続けるという。

 稲見議員は「公設第2秘書が退職者組織で働くことに法的問題はない」と話している。

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