集計期間：2009年11月30日～12月6日　アスキー総合研究所調べ　
※[初]のタイトルは集計期間中に発売されたものです。

【全体概要】
　2009年の年末商戦がいよいよ本格化してきた。全機種合わせて47本の新作が発売された今週は、ハードが前週比36.2％増の33.8万台、ソフトが同145.1％増の274.4万本と両市場ともに急伸。ハードは今年度最高、ソフトは『ドラゴンクエストIX』が発売された7月6日週に次ぐ週間セールスを記録するなど、店頭は久々に活況を呈した。そんな中、12月期最初のランキングは、Wiiの注目作『New スーパーマリオブラザーズ Wii』が圧倒的な強さでトップに立った。最大4人まで同時にゲームを楽しめるWii版だが、発売4日間の販売実績は推定93.8万本と、『大乱闘スマッシュブラザーズX』の82.2万本を上回るWii歴代トップの初週実績を記録。また、500万本超ヒットを達成したDS版の87.4万本も上回る非常に好調なスタートを切った。2週目でミリオン突破は確実な状況だが、クリスマスやお年玉需要でどこまで数字を伸ばせるか注目したいところだ。一方、ハード市場では、本作の発売によってWiiが前週比2.2倍増の10.0万台と大きく販売実績を伸ばしており、新規ユーザーの獲得という点でも貢献したようだ。ちなみに、Wiiの週間販売台数が10万台を超えたのは、『モンスターハンター3（トライ)』が発売された7月27日週以来約4か月振りのこと。続く2位には、2008年7月に発売され70万本近い売り上げを残した人気RPG『ファンタシースターポータブル』シリーズの最新作『ファンタシースターポータブル2』が初登場してきたが、発売週実績は推定28.7万本。前作の34.7万本には届かなかったが、PSPでは今年度最高の出足を見せた。