Jonathan Schmid-Burgk VisualVox VSTウィキ : Jonathan Schmid-Burgk VisualVox VSTlast update on 02/10/2009[このwikiページを編集] VisualVox VST VisualVox VST は フリーのイントネーション修正用VSTプラグインです。 このプラグインでは以下の事ができます。 - 録音済みヴォーカルのイントネーション修正・・・(ピッチや時間軸方向に)ノートをシフトし、完璧なイントネーションへ - 録音済みヴォーカルのリズム変更 ・・・ノートをストレッチ/カット/移動して、完璧なリズムへ - 録音済みヴォーカルのキー変更 ・・・最小限のピッチ修正で、別のキーに変更 - 完璧なヴィブラートの負荷 - ヴォイス・トレーニング ・・・あなたの歌を視覚的に分析 - ソロ・ヴォーカルへのハーモニー付加 ・・・人工的な多声(ポリフォニー)の作成 - 周波数カーブの自由な変更 ・・・マウスで周波数カーブを描いて指定 - イントネーション自動修正(AutoTune)・・・ピッチ自動修正プラグインとして - MIDIによるサンプル演奏 ・・・MIDIキーボードであなたの声を楽器のように演奏 ダウンロード | ユーザ・マニュアル | スクリーン・ショット VisualVox VSTはまだ開発段階です。動作テスト環境: Steinberg^(TM) Cubase Studio 4 。 御指摘/コメント等ございましたら、ぜひお知らせ下さい。 VisualVox VSTは完全フリーで使用可能です。開発の発展を望む方は、ドネーションをお願い致します。 ご利用ありがとうございます。 ダウンロード VisualVox VSTのダウンロード Version 1.1.2 | 英語マニュアル | ドイツ語マニュアル 最新リリース情報については、ダウンロードページを時々チェックして下さい。 バージョン履歴 1.1.2 - MIDIキーボードによる サンプル演奏 - 最初のスキャン完了後、編集バッファに自動転送 1.1.1 - トーン認識の改善 - リアルタイム イントネーション表示モード 1.1 waveファイルのインポート - トーンの扱いの容易化、複数ノート選択 - ノートの結合 - トーン認識の改善 - バグ修正: グリッド表示の消失 1.0.2 - 大きなバグの修正 (DAWホストのマスタークロック) 1.0.1 - 大きなバグの修正 未実装 - より良いオーディオ・トラック転送方法 - waveファイルのインポート 既知の問題 - VisualVox VSTは、プラグインへのクロック供給が不充分なDAWホスト(Renoise, Powertracks)では動作しません。 - VisualVox VSTは、サンプリングレート 44100Hz でのみ正常動作します。 VisualVox VST maunal VisualVox VST ユーザ・マニュアル (日本語) Jonathan Schmid-Burgk 0) 事前設定 [訳者補足] 1. DAWのサンプリングレートは 44.1KHzに... 注: VisualVox VSTは、サンプリングレート 44.1KHzにのみ対応しています。 2. ASIOは 安定重視設定に... VisualVox VSTは処理が比較的重いので、高負荷時に音切れやノイズが発生するかもしれません。 あらかじめASIOの設定を、高負荷でも音切れしにくい安定重視設定にしておくと良いでしょう。 注: VisualVox起動中にASIO設定を変更すると、DAWごと落ちる危険性があります。事前に設定しておきましょう。 3. DAW上でうまくいかない場合: 動作の軽いVSTホスト上での別処理を視野に... VisualVox VSTは、前項やその他の諸条件(*1)を考慮すると、必ずしもDAW上の処理実行がベストとは限りません。 場合によっては動作が軽く安定したVSTホストを用意し、対象トラックを別処理する事で問題を回避できる事があります。 *1 諸条件: 44.1KHz制限 / 高負荷時の音切れ / トラック取込&出力方法 / Total Recallのメリットがない、等 1) トラックの取込/スキャン VisualVox VSTを、編集トラックにインサート・エフェクトとして立ち上げ、 トラックを先頭から末尾まで完全に再生して、VisualVoxにスキャンさせます。 1. Auto mode選択: 画面下部左端の モード選択メニュー で [Auto mode]を選択 (デフォルト) 2. トラック再生: DAWでトラックを再生すれば、スキャンが自動開始されます。 トラック末尾で再生を停止すると、スキャンも自動停止します。 訳者補足1:DAW/VSTホストによっては [Auto mode]でトラック再生しても、取込/スキャンがうまく開始しない事があります。 [Force mode]を選択すれば、即座にスキャンを強制開始できます。 訳者補足2:処理の負荷が高い場合、VisualVox VSTにとりこんだ音にノイズが入ったり途切れる事があります。 DAWのオフライン・レンダリング機能(例えば「ミックスダウン出力」等)を活用すれば 高負荷時の音の途切れを回避できる事があります。 2) スキャン結果の転送 スキャン結果は、画面左の 入力バッファ([IN]表示) にピッチ曲線として表示されます。 スキャン結果の編集には[transfer]ボタンをクリックして、スキャン結果を画面右の 編集バッファ([OUT]表示) に転送します。 3) autotune機能 簡単オプションとして、autotune機能(イントネーション自動修正機能)があります。 1. 修正キー選択: 左右バッファの間の キー選択ボタンで、自動修正に使うキーを選択します。 Tip: 右クリックで メジャー/マイナー を選択できます。 2. ノート選択: 転送直後で未編集の場合、全ノートが選択状態にあるので、修正対象は全ノートとなります。 一部ノートのみ自動修正するには、編集バッファでノートの選択をします。(→ 5) ノート操作 参照) 3. 自動修正実行: メニュー[manipulate] → [tune notes] で、自動修正処理が実行されます。 4) プロジェクト保存 全ての変更は Cubase等 DAWホストのプロジェクト・ファイルに保存されます。 ただしプロジェクトの再ロード後、最初にトラック全体を再生して、VisualVoxで再スキャンさせる必要があります。 (訳者補足: 入力バッファ/編集バッファ内のデータは保存されないため、再スキャンする必要がある) 5) ノート操作 編集バッファでは以下のノート操作が可能です: 1. ノート選択: 左クリック (黒曲線:選択 / 白曲線:未選択) 選択追加/解除: Shiftキー+左クリック 範囲内選択: 左ボタンドラッグ パラメータ設定: 画面左下8本のスライダーで、選択ノートのパラメータを調整。 2. 音程シフト: 左ボタンドラッグで上下移動。時間位置は変更されません。 3. タイミング・シフト: 右ボタンドラッグで左右移動。 7. ノート伸縮:ノートをリズムに合わせるには、ノート右端の 黒い縦棒 をマウス移動します。 伸縮はマウスボタンで指定します。 (1)ノート伸張: 左ボタンドラッグ。 (2)ノート縮小: 右ボタンドラッグ。 11.音量調整: スライダー[Volume]。 4. ピッチ微調整: スライダー[Fine-tune] 。個別ノートを自由にピッチ調整。 5. ピッチ曲線調整: スライダー[Raw contour]。ノートの自然な表情を失わずに、 ピッチ曲線を基本音階とより良くフィットさせます。 6. ピッチ曲線微調整: スライダー[Fine contour]。元のピッチ曲線に影響を与えずに、ピッチを平坦化できます。 *: これら二つのパラメータでピッチ曲線の影響を100%取り除くと、いわゆるロボット・ヴォイスになります。 12.ピッチ曲線接続調整:スライダー[Ferq. legato]。隣接2ノートの(ピッチ・カーブの)つながり具合を調整できます。 隣接する2つのノートに、異なるピッチシフトが適用された場合に役立つ機能です。 スライダーを動かせば即座にピッチ・カーブが変わるので、試してみるとよいでしょう。 8. ヴィブラート付加: 右側の3つのスライダー[Vibrato Ampl],[Vibrato Freq],[Vibrato attack] で “完璧”なヴィブラートを作成できます。 [Vibrato attack]は、ヴィブラートの振幅が[Vibrato Ampl.]設定値に達する時間の制御です。 9. ノート削除/複製: メニュー[Maniplurate]から選択。後者は例えば多声コーラスの作成に使えます。 10. 編集パレット: ウィンドウ右端、編集ウィンドウの上に、4つのパレットがあります。 (訳注: 原文では“mouse cursor tools”と書かれていますが 選択してもマウスのカーソル形状は変わらないので「編集パレット」としました) (1)通常ポインタ: これまで説明した全ての操作は、このパレットを選択した状態で行います。 (2)ハサミ: ノート分割。 (3)エンピツ: ピッチ曲線作成。マウス左ボタンで描画、右ボタンで消去。 (4)左右矢印: 時間軸(左右)方向のノート移動。 (訳者ToDo: 3.タイミングシフトとの相違の有無を確認) 6) 編集データの再生 編集バッファのデータは、DAWの再生/停止に同期して 自動再生されます。 (訳者補足: 先頭からの再生にのみ対応。DAW側の再生開始位置変更には追随しない。) また編集バッファの下に小さな 再生[>]/停止[ ]ボタンで、現在表示中のオーディオ・フレームを再生できます。 (訳者補足: 再生ボタンをクリックすると、編集バッファ表示位置から再生開始される。自動停止はしない。 停止ボタンをクリックすると、再生を停止する。ただし最後の音が無限ループして鳴り続ける事がある。) 7) 編集結果のエクスポート [訳者補足] 編集結果は、通常のプラグイン出力としてDAWに取り込む事ができます。 また [render]ボタンをクリックし、wav形式ファイルでエクスポートする事もできます。 以前のアップデート : >> Wiki 10/02/2009 - 08:26 >> Wiki 09/02/2009 - 13:10 >> Wiki 09/02/2009 - 04:59 >> Wiki 30/01/2009 - 02:47 >> Wiki 23/01/2009 - 21:41 このページにエラーを見つけましたか? お問い合わせください.
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