胡主席と会談、友好促進で一致 小沢氏、 存在感一層強まる【北京共同】訪中した民主党の小沢一郎幹事長は10日夕(日本時間同)、北京の人民大会堂で胡錦濤国家主席(中国共産党総書記)と会談し、両党の関係強化や議員交流を通じた日中間の友好促進で一致した。 会談で小沢氏は「政府レベルでは難しいものについても、党レベルでの交流により忌憚(きたん)ない話し合いになればよい」と強調。胡氏は「今年9月に民主党の政権になってからも交流を深めることができた。鳩山由紀夫首相との会談で互恵関係が新たな段階に入った」と応じた。 会談は約30分間行われ日本側は輿石東幹事長代行や山岡賢次国対委員長らが同席した。中国側トップとの会談実現で政権内での小沢氏の存在感が一層強まることになりそうだ。一方、中国側は鳩山政権とのパイプづくりの一環としたい考えだ。 小沢氏は会談で「政権交代を実現したが、こちらの国に例えれば解放の戦いはまだ終わっていない。来夏に最終決戦がある。兵を募り、鍛え、勝利を目指している。野戦軍の総司令官として解放戦が終わるまで徹したい」と述べ、参院選勝利に向け意欲を示した。 【共同通信】
|