岡山放送局

2009年12月12日 19時9分更新

新型のワクチン集団接種始まる


新型インフルエンザの感染が広がる中、奈義町では1人でも多くの子どもにワクチンの接種ができるよう12日から集団接種が始まりました。

新型インフルエンザのワクチンの接種をめぐってはワクチンの不足からかかりつけの医師に接種を希望しても、受けられないケースがあったほか、ワクチンが開封後24時間以内に使用することが定められているため余るケースも出ています。

このため奈義町ではワクチンを有効に活用し1人でも多くの子どもたちに接種できるよう、12日から1か所に子どもたちを集めて集団接種を始めました。

会場の奈義町保健相談センターでは、3人の医師が集まった幼稚園と保育園の園児あわせておよそ100人に対し体調に異常がないかを問診で確認をしたうえで、次々とワクチンを接種していきました。

集団接種を受けた子どもの母親は、「病院に予約をしてもなかなか接種ができなかったので、とりあえず安心です」と話していました。県によりますと、子どもへの集団接種は、年内は奈義町のほか勝央町と美作市、それに西粟倉村の県北部の4つの市町村で行われるということです。