2009年 12月 11日
屋外スケート場オープン準備
津山市にある西日本最大級の屋外スケートリンクではオープンをまえに最終準備が行われました。津山市にある公営の屋外スケート場「アイスランド津山」は縦61メートル、横30メートルと屋外のスケート場としては西日本最大級です。氷を張る作業は今月5日から始まっていて、この日は、氷の表面を整える製氷車がリンクに入り最終作業を行いました。今シーズンはリンクを凍らせる設備を改修したためより滑らかな仕上がりになったということですこのアイスランド津山の営業期間は来年2月中旬までです。

教員の不祥事多発で再発防止対策会議
岡山県で教職員による不祥事が相次いでいるのを受け、岡山県教委は、対策会議を開き、再発防止に向けた緊急アピールをまとめました。会議には、岡山県や各市町村の教育委員会や、校長会の代表など25人が出席し、教職員1人1人が使命と責任の重大さを自覚することや、職場内で信頼できる人間関係を作っていくことなどを盛り込んだ、緊急アピールを採決しました。そして、年内に全県的な研修を行い、再発防止に全力を挙げることを申し合わせました。岡山県内では今月5日、津山市の中学校教諭が脅迫の疑いで逮捕されるなど今年度に入って、教職員による不祥事が9件起きていて、県ではこの緊急アピールを全職員に通知することにしています。

穴吹工務店 会社更生法手続き開始決定
先月、経営破綻した高松市のマンション分譲大手穴吹工務店について東京地方裁判所は更生手続きの開始を決めました。今後、管財人のもとで再建を目指すことになります更生管財人によりますと、東京地裁から穴吹工務店と関連会社2社に対し更生手続きの開始決定があったということです。今後は管財人のもとで支援企業を探しながら来年7月30日までに更生計画を裁判所に提出することになっています。穴吹工務店は急激な景気悪化でマンション需要が落ち込み、資金繰りがつかなくなったことから先月24日東京地裁に会社更生法の適用を申請していました。開始決定に対し、申請の却下を求めていた穴吹工務店の穴吹英隆前社長は、「ただただ残念。この事実を冷静に受け止めて考えたいと思います」とコメントしています。

善通寺市 宮下市長勇退表明
善通寺市の宮下裕市長が来年春予定されている市長選には出馬せず、今季限りで引退することを明らかにしました。これは11日開かれた12月定例市議会で宮下市長が明らかにしたものです。宮下市長は防衛大学校卒業後自衛隊に入り、航空総隊司令官などを務めたあと退官、1993年4月、善通寺市長に初当選し現在4期目です。来年5月9日の宮下市長の任期満了に伴う善通寺市長選には、前副市長の平岡政典さんが無所属で出馬することを明らかにしています。

倉敷市で不審火
倉敷市で空き家の一室を焼く火事がありました。警察では、不審火の疑いもあると見て調べています。11日午前6時50分ごろ倉敷市加須山で近くの会社員渡辺和男さんが所有する借家から煙が出ているのを近所の人が見つけ119番通報しました。消防などが消火にあたり、火は約10分後に消し止められましたが、木造平屋建ての借家の畳やふすまなど約1.2平方メートルを焼きました。けが人はいませんでした。火事のあった借家は現在、空き家だったということで警察では、不審火の疑いもあると見て詳しい火事の原因を調べています。

内海ダム問題で裁判官が現地視察
小豆島の新内海ダムの建設に反対する地権者が国に事業認定の取り消しを求めている裁判で高松地方裁判所の裁判官が現地を視察しました。視察を行ったのは、高松地裁の吉田肇裁判官と長尾崇裁判官です。新しい内海ダムの建設予定地などを見て回り、被告、原告の双方から意見を聞きました。香川県は内海ダムの下流に現在の約7.5倍の貯水量を持つ新たなダムの建設を予定していて、今年2月、国の事業認定が下りています。裁判では、地権者のグループが新たなダムの必要性はないとして国に事業認定の取り消しを求めています。裁判所では視察を今後の判断材料にするとしています。新内海ダムの建設を巡っては、12日、前原国土交通大臣が現地を視察することになっています。