百貨店と商店街、異例の組み合わせです。松坂屋と東京・上野のアメヤ横丁が、年末商戦に向けた業務提携を行うことが取材で明らかになりました。
「非常に百貨店苦戦の連続で、何とか元気になっていかないといけない」(松坂屋・山本正好上野店長)
「(アメ横と松坂屋は) 全然客層が違うと思いますので、 そういう人を取り込めたらなと」(アメ横商店街連合会・二木忠男会長)
関係者によりますと、今月22日から上野松坂屋で開催する地域物産展に、アメヤ横丁が集客面での協力を行うということです。
年末には1日50万人を数えるアメ横の集客力で売り上げ回復を図りたい松坂屋と、これまで足を向けなかった松坂屋の顧客層を新たに取り込みたいアメ横の思惑が一致しました。
道路1本隔てた両者はこれまでライバル関係でしたが、景気悪化の影響で低価格路線の専門店やスーパーに客足を奪われているため、今後も業務面での提携を広げていく方針です。(10日11:44)