鳩山由紀夫首相を支える4人の首相補佐官(定員5人)全員が、首相の地元・北海道にゆかりのある国会議員となり、民主党内で話題になっている。
首相の選挙区は北海道9区。4人目の補佐官として4日に任命されたのも北海道8区の逢坂誠二衆院議員だった。荒井聡(同3区)、小川勝也(参院北海道選挙区)両補佐官に加え、中山義活補佐官(衆院東京2区)は次男が首相の地元秘書から07年4月に北海道議に転身しており、4人とも北海道にかかわりがある。
平野博文官房長官は「地域性で気心が知れているかもしれないが、結果論。専門性やスキルを含めて任命したら、結果的に北海道出身だった」(4日の記者会見)と説明する。
実際、荒井氏は菅直人副総理の側近で、国家戦略室のサポート役として起用した。逢坂氏も元北海道ニセコ町長としての手腕を買われ地方分権担当として原口一博総務相に一本釣りされた経緯があり、首相の「地元びいき」というわけではなさそうだ。【横田愛】
毎日新聞 2009年12月8日 17時23分