阪神・赤星が中心性脊髄損傷で現役引退 

さらば甲子園-。赤星はグラウンドの頭を下げ9年間慣れ親しんだ聖地を去った=甲子園
さらば甲子園-。赤星はグラウンドの頭を下げ9年間慣れ親しんだ聖地を去った=甲子園

 阪神・赤星憲広外野手が9日、西宮市内のホテルで会見を行い、現役引退を表明した。直接の原因は9月12日の横浜戦(甲子園)でダイビングキャッチを試みた際、発症した中心性脊髄(せきずい)損傷。負傷後、復帰を目指し懸命なリハビリを続けてきたが、「今度やってしまったら最悪、命にかかわる可能性もある。100%のプレーができないならプロとして身を引くべきと考えた」と苦渋の決断に至った理由を語った。赤星は1年目の01年から5年連続盗塁王に輝くなど活躍。今季は持病の首の痛みなどで91試合の出場にとどまり、打率・263、31盗塁だった。

(2009年12月10日)

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さらば甲子園-。赤星はグラウンドの頭を下げ9年間慣れ親しんだ聖地を去った=甲子園
現役引退を表明した赤星は会見で時折無念そうな表情を見せた=西宮市内のホテル
慣れ親しんだ外野グラウンドで車いすの贈呈式を行った阪神・赤星憲広=甲子園(撮影・辰巳直之)
大勢の報道陣の前で現役引退を表明する赤星=西宮市内のホテル
引退会見後、南球団社長から花束を贈られ声をかけられる赤星=西宮市内のホテル
引退を表明した赤星は、慣れ親しんだ外野グラウンドを感慨深げに見回した=甲子園
すっきりした表情で引退を表明した阪神・赤星憲広=西宮市内のホテル
さらば甲子園ー。赤星は9年間慣れ親しんだ聖地を去った=甲子園
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