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阪神の赤星憲広外野手(33)が兵庫県西宮市内のホテルで記者会見し、今季限りでの現役引退を表明した。9月に首を痛めた際は持病の椎間板ヘルニアの悪化とされていたが、その後の検査で脊髄損傷と診断されたためで、同外野手は「全力プレーをできない状況で野球を続けるのは無理なのではないかと、引退する気持ちを固めた」と語った。
現在、日常生活に支障はないというが、医師からは「今度やってしまったら、最悪、命の危険もある」と言われたという。プロ生活を振り返り「9年間できたことは本当にありがたいこと」と話した。
赤星は愛知・大府高から亜大―JR東日本を経て2000年ドラフト4位で阪神入団。走攻守三拍子がそろった外野手として1年目からレギュラーに定着し、39盗塁で盗塁王、新人王に選ばれた。その後も05年まで5年連続盗塁王、リーグ優勝した03年と05年にはベストナインに選ばれ、ゴールデングラブ賞は6度選出。04年に社会貢献活動が評価され、ゴールデンスピリット賞を受賞した。
07年5月、試合中にダイビングキャッチを試みた際に首を痛め「頸椎(けいつい)椎間板ヘルニア」と診断。今年9月12日の横浜戦(甲子園)でも同様のプレーで悪化させたとみられ、その後は欠場。11月に鳴尾浜でキャッチボールを再開させたところだった。
今季は91試合の出場で打率2割6分3厘。プロ9年間の通算成績は1127試合で1276安打、打率2割9分5厘、3本塁打、215打点、381盗塁。
阪神・赤星憲広外野手「引退することになるとはまったく想像していなかった。正直、今でもできるんじゃないかという気持ちはある。次にやってしまったらという恐怖感を持ったまま試合に臨まなければいけないことを考えた時点で、身を引くべきかなと思った」
阪神・星野仙一シニアディレクター「元気ではつらつなあいつのプレーがもう見られないのは残念やね。03年の優勝が決まった最後の試合でのサヨナラ安打は今でも鮮烈に覚えているよ。足の速い選手だったのはもちろんだけどガッツにあふれた選手だった」
阪神・真弓明信監督「赤星はチームにとっての最高の功労者。1番であれだけの出塁率があって、盗塁ができて、守備がうまい選手はいない。本当に長い間、ご苦労さまでした。無理して野球を続けていた分、これからは体をいたわってほしい」
阪神・南信男球団社長「本人はもとより、球団としても断腸の思いだった。本人には11月末に(引退を)すすめた。トップアスリートとしてのチームへの復帰は難しいという判断をした」
オリックス・岡田彰布監督「痛みとつきあいながらやってきて、体調面に関して一番話をした選手。(優勝した)2005年は4、5番がクローズアップされたが、得点が取れたのは赤星が走者に出たからや」
阪神・金本知憲外野手「悪い悪いとは聞いていたけど、そんなに悪いとは思いませんでした。まだまだ野球にかかわっていくと思うので、後輩たちに多くのことをしっかりと引き継いで、野球界に大いに貢献していってほしい」
阪神・城島健司捕手「素晴らしい選手ですし、同級生としても阪神で一緒にプレーできることを楽しみにしていたので、引退は本当に残念」
(2009年12月9日19時36分 スポーツ報知)
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