岡山放送局

2009年12月9日 18時10分更新

ひな人形づくり最盛期


高梁市の人形メーカーでは、来年の桃の節句に向けて一足早くひな人形づくりが最盛期を迎えています。

高梁市本町にあるこの人形メーカーではひな人形を年間およそ13万体製作し、全国の生産量の2割を占めるということで、工房での作業は最盛期を迎えています。

ひな人形は、胴体にあでやかな西陣織の着物などの衣装を重ねる「着付け」の工程や人形の腕を曲げる「振り付け」と呼ばれる工程まですべてが手作業で作られています。

工房では胴体の部分にほかの業者から取り寄せた頭の部分を取り付けるなど、1体づつ丁寧に人形を完成させていました。

メーカーによりますと、景気が悪いときには明るい色の人形が好まれるということで今年は例年よりも明るい色の着物を着た人形の生産を増やしているということです。

ひな人形づくりは今月いっぱいがピークで全国へ向けて出荷されるということです。