岡山放送局

2009年12月9日 18時10分更新

矢掛町が独自の子ども手当


国の補正予算の見直しで、政府が、小学校入学前の子どもがいる家庭に支給する「子育て応援特別手当」の執行を停止したことを受けて、矢掛町は町独自の予算で手当を支給することになり支給を受けるための申請書を発送しました。

政府は、ことし10月、補正予算の見直しの一環として3歳から5歳までの子どもがいる家庭に支給する予定だった1人当たり3万6000円の「子育て応援特別手当」の執行を停止しました。

このため町では県内の自治体では初めて独自の予算で「矢掛町子育て応援特別手当」を支給することを決め、8日、対象となるおよそ480世帯に申請書を発送しました。

矢掛町ではもともと政府から支給される手当のほかに0歳から2歳までの子どもがいる家庭にも手当てを支給するため、すでに1400万円の予算の支出を決めていました。

町では、この予算をそのまま活用し1人あたりの支給額を1万8000円に減額したうえで、支給対象の年齢を0歳から5歳に拡大して支給することにしています。

矢掛町健康福祉課の長屋裕介課長は、「不況が続いているので、少しでも子どもたちのために役立ててもらえればと思う」と話しています。