【亀井大臣】
――補正の議論を見ていると、亀井大臣に鳩山政権が振り回されているように見えるが、連立政権を維持していくためには、亀井大臣の意見を聞いていかなければならないものなのか。
「連立政権を維持していかなければならないという部分はあると思います。一方で、亀井大臣のおっしゃっていることに関しても、申していることも、やはり一理はあるわけです。すなわち経済の深刻さをどこまで見るかということであって、そのために補正予算も、お金だけではないよ、と我々はそう思っておりますけども、しかしだからといってお金で救われる部分もあるということで、議論が続いてきたわけであります。従って、ただ単に連立を維持するためだけにというわけではなくて、どちらがより正しいのか、という議論もあったわけですから、その中で私たちは結論を出した、ということであります。まあ、振り回されていると、見方は色々あると思います。しかし、我々は連立政権は重視していきたいと考えていますし、その中で貴重な政策提言に対しては耳を傾けていきたいと、それだけであります」
【日米関係と普天間】
――一部報道で、日米で合意した日米同盟の深化のための新たな協議について、米政府が延期を伝えてきたというが、事実か。
「事実でありません。全くそういう話はありません」
――全くそういう話はなかったのか。
「まだ協議もスタートしている話でもありませんからね」
――米側からなかったと。
「米側からそういう話があったわけではありません」
――きょう普天間移設問題の協議を関係閣僚とされていたが、首相がCOP15に行くまでに決めると言っていた方針は決まったか。
「決める方向でいま努力をしております。かなり詰まってきていると、そうは思います。これからの議論、まだ必要なところがあります」