(cache) 防衛相「日本の責任重い」 「普天間」で異例の言及 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 防衛相「日本の責任重い」 「普天間」で異例の言及

     【グアム共同】北沢俊美防衛相は9日午後(日本時間同)、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題の年内決着を先送りする日本政府の方針に関し「在日米軍再編にかなり影響が出る。日本の責任は重い」との認識を示した。交渉当事者の一人が日本の責任に言及するのは極めて異例で、波紋を広げそうだ。グアムの米軍基地視察後、同行記者団に語った。

     社民党などが求める普天間飛行場のグアム移設については「日米合意から大きく外れる。期待して何かをすると頓挫する」と、実現は困難との考えを表明した。普天間移設を先送りし、合意にある米海兵隊8千人のグアム移転を先行させることには「一方は片付けるが、他方は後回しというのは難しい」と述べた。

     鳩山政権はこれまでの調整で、年内の移設先決定の見送りに加えて(1)対米協議では普天間飛行場の危険性除去など沖縄県民の負担軽減を優先(2)新たな移設先も模索―との方向で、米側に基本方針を伝達する見通しだ。しかし、米国が新たな移設先の検討などを受け入れる見通しは立っていない。

      【共同通信】