『ゲーム業界を目指す人たちへ』 これからのゲームって何だろう?

ゲームといった場合に一番最初に思いつくのは何でしょう?
マリオ、ドラクエ、FF、ストリートファイター・・・RPGからアクションゲームまで様々だと思います。
しかし最近、「ゲーム」そのものの内容が変わってきていると思いませんか?

ゲーム業界を志望される皆さんが思う「ゲーム」とは、前述のようなやりこみがいのあるゲームかもしれません。やりこみがいがあるからこそ、ゲームを深く解いた人間には「コアユーザー」の名称が与えられたのです。

しかし、最近はコアユーザーに向けたゲームはビッグタイトルのみになり、どちらかというとmixiアプリやモバゲー、GREEなどのライトゲーム(単純なゲーム)が主流となっています。作られているゲームの数で言ったら、ライトゲームの方が確実に多いでしょう。

例えばPS3やDSといった従来のゲームのソフトは一ヶ月に数十タイトル発売されます。年間で多くて数百です。

2008年7月11日のサービス開始から約6カ月の2009年1月時点でゲームのアプリケーション数は全世界で約3500本あり、1年5か月たった2009年12月時点では更に増えています。ライトゲームはあっという間に数だけでいえば既存のハード以上の数が出ているのです。これはiPhoneだけでこの数なのです。携帯電話なども入れればさらに増えます。

従来のゲームは一年間に数百で、そうでないものは一年間に数千から一万近く出たことになります。

コアなゲームユーザーであればあるほど、自分もドラクエを、FFを作りたい!!と切に願うかもしれません。とはいえ、どうしてもゲーム業界に就職したい!!という場合、今後のゲーム業界の流れも読まなければいけません。

現に、スクウェアエニックス、コナミといった大手ゲームメーカーがiPhoneアプリに算入しています。携帯電話だけではなく、mixiアプリ、モバゲー、GREEといった一般向けゲームは今後も増えてゆく傾向にあります。

もちろんコアなゲームもなくなるわけではありません。ただ、今後「ゲーム業界」といった時に、必ずしもかつてより慣れ親しんできた"ゲーム"だけがゲームではなくもっと広い意味と、ユーザーを得て成立していることは留意した方が良さそうです。コアから一般へ、そしてそこでゲームに慣れ親しんだ人たちがコアなゲームを求める。そうやってゲーム業界は大きくなっていくのだと思います。

ゲームを作るクリエイターを目指す人々は、ゲームをプレイしてくれる人たちがいなければ成り立ちません。そのプレイしてくれる人たちがどこにいるのか?それを考えておいて損はないでしょう。
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