永田町の自然を守る会
改訂版 NPO法人設立・申請完全マニュアル 価格:¥ 1,470(税込) 発売日:2003-04 |
とはいえ静岡新聞なんだが、
国が8日閣議決定した追加経済対策に、三島市のNPO法人グラウンドワーク三島を参考にしたNPOなどによる「地域社会雇用創造事業」が盛り込まれた。予算規模は2年間で70億円。国がNPOを直接支援する初のケースで、同NPOは「地域の活力づくりや人材育成に果たすNPOの役割が認められた。われわれにとって大きな励みになる」と歓迎している。グランドワーク三島というのは、三島のドブ浚いとかやっている団体です。渡辺さんというのが代表で、こないだまで県庁の役人だったんだが、今では都留文科大の教授ですね。まぁ、もともとこのグランドワーク三島がネタ元でこの事業を起こしたわけだから、コンペでも通るだろう。
グラウンドワーク三島は同NPOを良く知る国会議員や国の関係者に、国のNPO支援についてのアドバイスや住民・企業・行政のパートナーシップによるグラウンドワーク活動の有効性の説明を重ねてきた。
来年2月中にコンペを開き、事業実施主体(5~7程度)を選定する予定で、グラウンドワーク三島もコンペに参加する。
この話についてはちょっと前から聞いていて、なので、こないだ中野坂上の裏ぶれたスナックで飲んだ時にも「これからはNPOだよ、NPO! とりあえず
『永田町の自然を守る会』ってぇのを作れ!」と酔っ払って叫んでいたんだが、今から作ったNPOじゃ補助金めあてなのが見え見えなので、どっかから休眠NPO貰うか、とか、まぁ、そんな与太話で盛りあがったわけだ。
まぁ、NPOなんてぇのは、予算規模の割に抱えている人間が多いわけで、集票マシーンとしては効率が良いですね。最小限のバラ撒きで最大限の票が集められる。民主党もなかなか頭が良いです。グランドワーク三島自体は、政治的なアレで言うと、渡辺さんの博士号取得記念パーティーには与野党ほぼ全員の議員さんが来ていたわけで、どっちにもルートがあります。補助金は昔から色々と貰ってます。
ところで、この話にはおいらもちょっとばかり関係があるのかないのか微妙なんだが、そもそもは、といえば、麻生内閣時代の補正予算ですね。緊急雇用対策事業というので、失業者を雇用するためのプランというのを、おいら、でっち上げたわけだ。失業者を集めて箱根の百姓のところをまわらせて、市場に出荷できない規格外の野菜を集める。それを、街中の空店使って直売所でせっせと売らせて、食料自給率の向上とか、伊豆の食材使った伊豆グルメ・レストランとか、雇用とか、シャッター街対策とか、すべてを盛り込んだ意欲的なプランだったんだが、コレは民間企業が自分のカネでやるような仕事でもないので、グランドワークさんちに企画書持ち込んで、三島市に降りるはずの緊急雇用対策事業費で共同事業としてやろうとしたんだが、ウチでもグランドワークさんちでも、三島市には門前払い、というのも、
緊急雇用対策で最近になって色々と事業が役所から出ているんだが、どれも「ゴミ拾い」とか「ゴミ拾い」「とか「ゴミ拾い」とか、ひとり8000円の仕事ばかりです。それも、バカ役人が「入札」で出すので、どんどん値段が下がる。応募者なんか、ほとんどいません。おいらの聞いている範囲では、麻生政権でやった緊急雇用対策事業というと、こんなんばっかですね。鳥獣被害の見廻りというのもあったw どっちも、軽自動車に年寄り乗せて、山の中をクルクル走りまわるだけで、なんか、そういうマニュアルでもあるんじゃないかと勘ぐってしまうほどなんだが、役人というのは「役に立たない事をさせたら天下一品」です。
そこで、グランドワークが民主党に企画書を持ち込んで、たまたま地元の議員というと、元菅直人の秘書、今はオザワンの「左腕」である細野豪志なんだが、そこから話がアレしてコレしてこうなったとか、そういう事もあったかも知れない。それでさっそく、三島市内にはグランドワークが開いたカフェが出来て、野菜の直売なんかやったりしているんだが、内閣府から1700万の補助金出てます。
というわけで、これからは政府が直接、NPOに補助金バラ撒くというシステムが盛んになるだろうが、そう言われて調べてみると、10月あたりからチラホラとNPOにカネ流すという話が出ているわけだ。
政府が検討している雇用対策の概要が21日明らかになった。介護、保育、環境保全などの社会起業家を育てる「地域雇用創造マネジャー」制度を来年2月にも創設し、年1万人程度の雇用を生み出す。介護などの重点分野での雇用創出を目指す「重点分野雇用創造事業」も始める。今月末にもまとめる経済対策に盛り込む方向だ。これは「介護などに貢献する企業や特定非営利活動法人(NPO法人)の創業者を育成する事業。NPOのネットワークを持つ団体の研修事業を支援」という事で、50億から100億の規模を想定しているらしい。また、政府の緊急雇用対策(10/23発表)の概要というdoc文書もあるんだが、
政府の緊急雇用対策(10/23発表)の概要とか出てますね。
③ 地域社会雇用創造
NPO等が参加する「社会的企業」主導の「地域社会雇用創造」を推進(緊急雇用創出事業基金等の活用)
そんなわけで、民主党政権では、NPOにカネを流して、少ない費用でたくさんの票を集めようというプランが着々進行中なのは間違いないようです。
>アホなサラリーマン生活など捨て
>田舎に帰り農業、漁業、酪農などに従事すべきです。
>まだ十分に準備計画する時間がありますので
>また書きます。
サラリーマン生活はアホですか。そうですか。
で、作った!!!!!!!!
どうやって売る??????
インターネット???????
投稿 井上馨@電気 | 2009/12/09 12:09
>>失業者を集めて箱根の百姓のところをまわらせて、市場に出荷できない規格外の野菜を集める。それを、街中の空店使って直売所でせっせと売らせて、食料自給率の向上とか、伊豆の食材使った伊豆グルメ・レストランとか、雇用とか、シャッター街対策とか、すべてを盛り込んだ意欲的なプランだったんだが
こりゃ面白いですな!ぜひ実現してもらいたいものです。
少し心配なのは、野菜の需要がそれほどあるかというところですね。
野菜が安くなっても、家庭で消費する量が増えるとも思えない。
安価な規格外の野菜のほうが売れたら、正規ルートの野菜が売れなくなった、なんてのは農家にとっても良くないかもしれません。
農協(中間マージン)抜きで野菜を供給するシステムをつくるというのなら大歓迎ですが。
投稿 野次馬LOVE | 2009/12/09 12:18
ネットゲリラともあろう者がマツナガなどと飲むとはな・・・
もっと厳密に言うと、マツナガの親父は話の分かる男だろうが、
あれを実際書いてるヤツはクズだな。
投稿 大山巌 | 2009/12/09 12:26
企業団体献金を禁止する意味が無い。
NPO嫌いだな。唾棄したいほど嫌いだ。駅前に
事務所構えてんじゃねぇぞNPO。社会企業家も嫌いだ。
投稿 犬 | 2009/12/09 13:30
「右手にスコップ、左手にビール」
おめでとう、渡辺さん。。
また鰻を食いに行きます。
投稿 odinn | 2009/12/09 15:58
タイトルの「永田町の自然を守る」では汚れたオッサンの欲望の聖域もとい性域であり性痔家オンリーで一般人は入場不可・貧乏人は出て行けと思ってしまうがな。
つまりキレイ事を唱えて裏ではあんな事こんな事をするってやあね。
投稿 tatu99 | 2009/12/09 16:02
>これからは政府が直接、NPOに補助金バラ撒くというシステムが盛んになる
>民主党政権では、NPOにカネを流して、少ない費用でたくさんの票を集めようというプランが着々進行中
ネオ・コーポラティズムど真ん中ですね。
新自由主義者を一番抱えている民主党としては、当然、ネオ・コーポラティズム社民主義との折衷で、「第3の道」路線なのでしょうがね。
「第3の道」の故郷はワイマール。
コーポラティズムが国家に振れたらファシズム。
優生学が入ったらナチス。
ナチスの戦略はハウスホッファー、カール・シュミットの影響大。
ハウスホッファーは独露同盟論(失敗)。
カール・シュミットの「陸と海」、ランドパワー、シーパワーの覇権交代。
ハウスホッファーの独露同盟論は独露ランドパワー同盟で、シーパワー英米をひっくり返す論。
ハウスホッファー、友愛クーデンホーフ=カレルギーの影響下にある大東亜共栄圏(失敗)。
戦前の日本のファシズム政党と言えば、国粋大衆党。
総裁は笹川良一。「世界は一家、人類はみな兄弟」=「八紘一宇、五族共和」
支部長には児玉誉士夫。
友愛クーデンホーフ=カレルギーの「汎ヨーロッパ主義」の翻訳者は鳩山一郎。
児玉機関の資産は鳩山一郎へ(児玉誉士夫自伝より)。
ワイマールの後にはヒトラーがやって来ましたな。
投稿 ks | 2009/12/09 16:14
>なんか、そういうマニュアルでもあるんじゃないかと勘ぐってしまうほどなんだが、役人というのは「役に立たない事をさせたら天下一品」です。
まったくそのとおりです。
ボーナスもらえない国民から年末収納強化とか言って税金搾り取って、今月は毎週飲み会でどんちゃん騒ぎと。
公務員でないことを証明したものについては値引きするが、
公務員にはぼったくり料金の店出したら、はやるだろうなあ。
投稿 isao | 2009/12/09 16:19