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2009年12月8日(火) 19:15 |
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認知症の早期診断法開発へ
認知症を早い段階で診断する技術が、岡山大学工学部で研究されています。 早くわかることで、進行を遅らせたりリハビリ効果を確認したりすることなどへの応用も期待されています。
指先の感覚だけで形の違いを判断するテストです。 アイマスクをして、どちらの「くの字」の角度が大きく開いているかを判断します。 岡山大学工学部で開発中の認知症の早期診断方法のひとつです。 角度の違いが大きいものから小さいものまで組み合わせてテストをすると、20代では6度の角度の違いが区別できますが、高齢者になると12度以上、さらに認知症の患者は30度以上の角度の差がないと区別できないことがわかってきました。 認知症の初期は本人に自覚症状がなく、脳にも外見上の変化がないことから診断が難しいとされています。 研究チームは医学部と協力してデータを蓄積し、早ければ3年後の実用化を目指しています。 この研究は、金曜日から岡山で開かれる認知症の国際シンポジウムで発表されることになっています。
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