お一人さま１８００万円　民間の宇宙旅行船お目見え

　【ロサンゼルス＝堀内隆】英ヴァージン・アトランティック航空の関連会社が７日、世界初の民間宇宙旅行用の宇宙船を米カリフォルニア州モハベで公開した。

　宇宙船は乗員２人、乗客６人乗り。双胴型の母船の幅約４３メートルの主翼中央に取り付けられる構造だ。１回約２時間のフライトの中で、母船から切り離されると、自前のロケットエンジンで高度１１０キロまで到達し、数分間の無重力状態を体験する。早ければ２０１１年にも初の商業飛行を行う。旅行代金は訓練費用を含め１人２０万ドル（約１８００万円）。日本の代理店によると、世界中から約３００人の予約があり、日本からは１０人が申し込んでいるという。