2009年12月8日 21時1分更新
来年の干支の「とら」をモチーフにした備前焼の作品展が岡山県備前市で開かれています。
この展示会は、備前焼で作られた干支の置き物を正月の縁起物として楽しんでもらおうと開かれました。
会場には、19人の備前焼の作家が1人1点ずつ制作したとらの置き物やとらの絵柄を彫った湯飲みなどが展示されています。
このうち、出井尚文さんの置き物は、とらが逆立ちしているところを表現したもので、躍動感あふれる姿が印象的です。
また、威嚇するとらの姿を表現した唐桶報徳さんの作品は、備前焼を窯の中で高温で焼く際に現れる独特の模様がとらの縞模様の部分に見られいっそうの迫力を感じさせます。
いずれの作品もとらの生き生きとした姿をとらえていて、訪れた人たちがじっくりと見入っていました。
この展示会は来月17日まで備前市伊部の岡山県備前陶芸美術館で開かれています。