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<鳩山首相>オバマ大統領との会談調整へ COP15出席で

12月7日20時53分配信 毎日新聞

 政府は7日、鳩山由紀夫首相が18日にコペンハーゲンである国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)首脳級会合に出席するのに合わせ、オバマ米大統領と同地で首脳会談を行う方向で調整に入った。会談が実現すれば、9月のニューヨーク、11月の東京に次いで3回目となる。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について、自ら大統領に直接現時点での政府方針を伝えることで、実質的な結論先送りに理解を得たい意向とみられる。

 鳩山首相は7日夕、首相官邸で記者団に「オバマ大統領とお会いできればありがたい」と首脳会談に意欲を示した。その上で普天間移設問題について「その時までの政府の考え方をしっかり述べて理解をいただきたい」と述べた。

 米側がキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に移設する現行計画に沿った早期解決を求めているが、首相は社民党への配慮から年内の結論を見送る意向。こうした事情を大統領に直接説明し、反発を和らげたい考えで、大統領に示す政府方針について「必ずしも(移設先の結論と)申し上げているわけではない」と述べた。

 これに関連し、社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相は厚生労働省内で記者団に「短い期間に辺野古の沿岸部に造ろうと無理やり強行着陸すれば、問題がこじれてうまくいかない」と指摘。首脳会談への期待感を示した。【山田夢留】

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最終更新:12月7日22時56分

毎日新聞

 

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