押尾容疑者の実家捜索

　一緒にマンションの部屋にいて死亡した女性に合成麻薬ＭＤＭＡを渡したなどとして、麻薬取締法違反の疑いで元俳優押尾学容疑者（３１）が逮捕された事件で、警視庁捜査１課は８日、東京都多摩市の押尾容疑者の実家を家宅捜索した。

　ほかに、押尾容疑者にＭＤＭＡを渡した疑いで逮捕された衣料品販売業泉田勇介容疑者（３１）の東京都江東区の自宅と、証拠隠滅容疑で逮捕された元マネジャーの無職遠藤亮平容疑者（２８）の杉並区の自宅も捜索した。

　押尾容疑者と泉田容疑者はいずれも容疑を否認しているが、２人が交わした携帯電話のメールの中に薬物の譲渡をうかがわせる内容があったことから、捜査１課は押収資料を分析、裏付けを急ぐ。

　押尾容疑者の逮捕容疑は、７月３１日、港区・六本木ヒルズのマンションで泉田容疑者からＭＤＭＡの錠剤を譲り受け、８月２日、飲食店従業員田中香織さん＝当時（３０）＝に渡した疑い。