＜第５９期王将戦挑戦者決定リーグ戦＞久保利明・棋王は、王将戦挑戦者になる

　羽生善治王将（３９）への挑戦権を争う第５９期王将戦七番勝負（スポーツニッポン新聞、毎日新聞主催）の挑戦者決定リーグ最終一斉対局が７日、都内の将棋会館で開かれた。久保利明棋王（３４）が勝って、２期ぶり２回目の挑戦を決めた。終局は午後８時２５分、１４６手まで。４勝１敗の単独トップで迎えた最終戦。相手は森内俊之九段（３９）だ。ここで負けるとプレーオフにもつれ込む局面。得意の中飛車から、一進一退の難解な将棋を粘り強く進め堅い守りを築いて最終戦を制した。王将戦七番勝負は２回目の挑戦。相手も同じ羽生王将。「２日制で楽しい勝負。１局目から楽しむつもりです」と話した。

[ 2009年12月8日付 ]