重量級育成へ一歩も興行実現には課題山積
【重量4階級を集めたプロテスト】日本のボクシング界が大型選手育成に向けた第一歩を踏み出した。ただ、本格的な興行を実現するには課題が山積みだ。
受験者の中には余分な肉が目立ち、鈍重な動きをする選手も散見した。一発でダウンをする場面もしばしば。ジャッジの一人は「力任せにいきすぎ。もう少しディフェンスをしっかりしてほしい。あとスピードとスタミナも」と顔をしかめた。
テストは3分2ラウンドだが、プロでは4回戦からのスタートとなる。ヘビー級で受験した柔道経験者という23歳の松本真徳(大橋)は「2回だけだったけどスタミナは結構きつかった」と息を切らしながら話した。東日本協会の大橋秀行会長は「来年には4回戦だけでも重量級だけの興行をしたい」と期待するが、現状ではまだ不透明と言わざるを得ない。
JBCによると現在プロライセンスを持つヘビー級ボクサーは6人。JBCの安河内剛事務局長は「タイトル戦を行うには(8回戦以上ができる)A級が10人以上そろわないとできない。順当にいっても3年はかかる」との見通しを示した。
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