社会
姫路城に「実寸大」天守の巨大画 平成の大修理で
姫路城大天守を描いたシートで覆う工事用建屋のイメージ図。城の東側から望む(姫路市提供) |
姫路市は8日、世界遺産・国宝姫路城の「平成の大修理」に伴う集客対策として、高さ46メートルの大天守を囲む工事用建屋(素屋根)を覆うシートに実寸大の大天守を描いたイメージ図を明らかにした。お城の巨大画は、建屋が完成する2011年1月末にお目見えする予定だが、主役の圧倒的な存在感にどこまで迫れるか。
建屋を覆うビニール製メッシュシートに城を描く。「昭和の大修理」(1964年完成)で、技術者が描いた線画の大天守を実物大に拡大し、印刷して再現。大天守の南面と東面に登場する。
シート1枚の大きさは、横を1・8メートルに固定し、縦は面の形状に合わせて調節。それを何枚も張り合わせる。素屋根が覆う約3年間、風雨や日差しにさらされるため、線画の色は黒一色とし、劣化しやすい色刷りや写真の転写は見送る。素屋根の建設は来年4月12日に始まる。
修復の様子を間近に見ることができる姫路城修理展示館(仮称)が素屋根内に2011年4月、開設される。市は「巨大画とともに城周辺のイベントの魅力も発信し、集客のピンチをチャンスに変えたい」としている。
(坂本 勝)
(2009/12/08 22:58)
社会
- 姫路城に「実寸大」天守の巨大画 平成の大修理で(12/8 22:58)
- 「環境ロープラ」で合意 尼崎公害訴訟連絡会(12/8 22:25)
- 新型インフルの集団接種、県内でも開始 神河町(12/8 22:25)
- 県史跡1号の和田岬砲台 80年ぶり大修理 神戸(12/8 14:39)
- 「将来的に神戸除外」 関西3空港運用で国交相(12/8 14:15)
- 丹波竜、第4次化石調査始まる 首の骨発見に期待(12/8 12:41)
- 便数削減響き、搭乗者14%減 神戸空港11月(12/8 11:21)
- 県警科捜研の高津、西脇さん 警察庁長官賞詞受賞(12/8 11:18)
- 青空に映える薄紅色 神戸でヒマラヤザクラ見ごろ(12/8 08:43)
- 3空港「広域連合で管理を」 井戸知事(12/8 07:15)