九州最大規模を誇る九重町湯坪の九重森林公園スキー場が7日未明から、人工降雪機を使いゲレンデづくりを始めた。19日のオープンを目指す。
7日は二十四節気の「大雪(たいせつ)」。同スキー場は標高約1300メートルの高原にあり、気温が氷点下3・5度まで冷え込んだため作業を始めた。人工降雪機は800トンの水と圧縮した乾燥空気を混合させ「雪」にする。作業が始まると、刈り込まれた芝生は見る見るうちに白い雪が敷き詰められていった。総延長2500メートルのゲレンデのうち、標高が高いトライアルゲレンデ付近は20センチ、残りは10センチほど雪が覆った。
オープン初日となる19日には午前9時から安全祈願祭やもちまきがあり、同10時ごろからリフトが動き始める。春先まで冷え込みが残れば来年3月末まで営業する。同スキー場の高橋裕二郎支配人は「オープンを心待ちにしているスキーヤーのためにも、いい雪を造りたい。開業1週間前ぐらいから冷え込んでほしい」と寒波の到来を心待ちにしていた。同スキー場=0973(79)2200。
=2009/12/08付 西日本新聞朝刊=