・テレビを見ていると、ときどき、
　「まるでグーグルのＣＭみたいに見えるＣＭ」があって、
　はてさて、あれはどういう意図でどういう企業が、
　やっているものなんだろうと思ってました。
　そしたら、なんとあれは「グーグル」のＣＭだった、と。
　けっこうびっくりしちゃったどす。

　「グーグル」って、テレビＣＭにとっての
　最大の脅威みたいに思われてるじゃないですか。
　その「グーグル」のテレビＣＭって、
　きっと信じられない気持があったんでしょうね。
　なんにもおかしいことはないはずなんですけどねー。

・そういえば、と思うのは、
　飛行機のことなんですよ。
　飛行機って、飛ぶ直前までは、自動車なんですよね。
　動力の使い方は、ふつうの自動車じゃないけれど、
　車輪で陸上を走っているでしょう。
　次世代って、前の時代のものが、
　なにげなく利用されているんだよなぁ、と、
　滑走路を走ってる飛行機のなかで思ったことがあったな。

・なにか、その時には「あたりまえ」なものがあって、
　その「あたりまえ」が、とてももの足りなく思えて、
　「まったく新しいもの」が生まれ出てくるわけです。
　でも、その「まったく新しいもの」は、
　「あたりまえ」の下半身を持っているんですよねー。
　これはもう、ね。
　江戸時代と明治時代みたいな関係でもあるし、
　昭和時代と平成時代のたとえにもなっているし、
　親と子の関係もそうだと言えるし、
　あらゆるものが、そうなんですよ、きっと。

　そう考えると、おまいさん、なにかい？　
　ほぼ日刊イトイ新聞は、やっぱり「新聞」なのかい。
　そうなのかもしれねぇなぁ‥‥。
　ほぼ日刊イトイ新聞ってぇのは、もしかすると、
　いまみんなが「新聞」と呼んでいるものの、
　先祖返りしたかたちなのかも知れねぇぜ。
　配り方こそ電子だが、本性は昔ながらの瓦版よ。

今日も「ほぼ日」に来てくれて、ありがとうございます。
配るのは簡単ですが、読んでもらうのは簡単じゃないっす。