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仙台、盛岡に拠点 イオンがマックスバリュ分社化
総合スーパーのイオンリテールは7日、マックスバリュなどスーパーマーケット事業を分割し、来年2月、地域単位の運営会社を全国に6社設立すると発表した。東北には宮城など3県に展開するマックスバリュ南東北(仙台市)と、岩手県のマックスバリュ北東北(盛岡市)の2社を設立。競争が激化するスーパー業界で、地域密着度を高めて販売力強化を図る。
地域運営会社は、グループの持ち株会社イオンの完全子会社となる。東北の2社とも資本金は各1億円。マックスバリュ南東北はマックスバリュの宮城県内12店と福島県3店、栃木県1店の計16店、マックスバリュ北東北は岩手県内の7店を管轄する。
分社化で、地域の顧客ニーズを品ぞろえに反映しやすくする。商品調達などでも本社判断を待つ過程を省き、意思決定の迅速化を図る。
イオンリテールの食品調達は、総合小売業のジャスコが主導。商圏が広域で顧客の来店回数を週1、2回と想定するジャスコに対し、マックスバリュは狭い商圏で週4、5回の来店を想定し、細やかな品ぞろえが課題だった。
マックスバリュ南東北社長には、イオンリテールの山田寛人マックスバリュ南東北事業部長、北東北社長は内田和明北東北事業部長が就く予定。
山田氏は「生鮮品に地元食材を積極的に取り入れ、地域密着を進める」、内田氏は「地域ニーズに合った商品やサービスを提供していきたい」と抱負を語る。
東北には既に青森、秋田、山形の3県などを担当するマックスバリュ東北(秋田市)があり、分社後は3社体制となる。
2009年12月08日火曜日
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