2009年12月08日

「最後のパレード」とユニセフへの寄付に関して

掲示板に「ユニセフへ寄付します」と書籍に明記されているのに寄付されていないのは「詐欺」ではないのか、と書き込まれています。この件に関して説明いたします。

 


「最後のパレード」には以下の一文があります。

 

本書の売り上げの3%は(財)日本ユニセフ協会に寄付されます。

 


「最後のパレード」の価格は1,260円ですから、一冊当たり38円を購入された読者の方からお預かりしていることになります。

 


「最後のパレード」の実売数は私には知らされていませんが、仮に25万部(印刷は50万部)とすると、合計で945万円の寄付金を読者の方々からお預かりしている計算になります。

 


内訳は、著者の私が2%の630万円、サンクチュアリ出版が1%の315万円です。




 

私は、弁護士を通じて印税の支払いに応じるようサンクチュアリ出版と交渉していますが、サンクチュアリ出版内部に留保され、初版分を除き未だに支払われていません。

 


したがって、購入者の方からお預かりしている多額の寄付金は、支払いたくても支払えないのが実情です。

 


詐欺罪が成立する要件の一つは、「未来永劫支払う意思がない」ことと聞いていますが、私は、印税さえ入れば、すぐにでも支払う用意があることを明言いたします。

 


私は「3秒に1人 ― 今この瞬間も失われつつある小さな命」を救いたい気持ちでいっぱいでした。「最後のパレード」の執筆段階から、日増しにこの気持ちは高まり、430日に、ユニセフに約100万円を寄付できた時は、喜びにあふれていました。

 


先日も書きましたが、今でもその気持ちは変わりません。

 


イッツ・ア・スモール・ワールドのスーパーバイザーを務めた私は、「最後のパレード」のコメントにこのように書きました。

 


(戦争でひとり息子を亡くした老夫婦がエレクトリカルパレードをみて「美しい光のパレードを息子と一緒にみたかった」と平和に感動するエピソードへのコメント)

 


このエピソードは何回読んでも泣いてしまいます。この日、ご夫婦はイッツ・ア・スモール・ワールドもご利用になられたのかもしれません。イッツ・ア・スモール・ワールドは国際機関ユニセフの要請で1964年のニューヨーク博覧会に出展されたもので、世界中の子どもたちの人形が「人類の調和と世界の平和の歌」を歌っています。私が大好きなアトラクションの一つです。


<終了>

 


私は、近々「友愛」に関するプレゼント用の知財の販売を開始します。サンクチュアリ出版からの支払いがなくても、読者の方々と約束したユニセフへの寄付金は支払っていく所存です。

 


この詐欺の問題に関し、私に対し、今後どのような攻撃がなされるか分かりませんが、ここまで記してきましたように、私は「支払う意思がある」ことをご理解いただきますよう、伏してお願い申しあげます。

 


参考(ユニセフ関連)

今年のベストセラー本と「最後のパレード」