2009年12月7日
20〜30代の教職員が現場での悩みを出し合う会合が11月28〜29日、東京であり、各地から約300人が集まった。現在、学校現場の教員は40歳代後半から50代が多く、若手は少数派。同世代で話し合う場が少ないため、日本教職員組合の青年部が組合員に呼びかけて開いた。
会合は十数人ずつの班に分かれ、計7時間半にわたって開かれた。
小学校の女性教員は「荒れる学校」の悩みを報告した。授業を妨害したり、備品を壊したりする生徒に「夢」をたずねると、返ってきた答えは「立派な不良になること」。親は子どもの教育に無関心で放任しているという。「目標や価値を見いだせない生徒や、話し合いができない親にどう接すればいいのか」
参加者からは「信用できる大人が増えれば子どもも変わる。フォローしてくれた先生に心を開いた例もある」「教員同士が話し合って役割を決めては」といった意見が出た。
全校で30人余りしかいない小規模中学に勤める教員2年目の養護教諭は「長い間変わらない人間関係のなかで、友人と合わなくて悩んでいる子どもがいる。経験不足の私は話を聴いてあげることしかできないのが情けない……」と話した。
九州の高校教員は「なにもやりたくない、つまらない」という無気力な生徒への対応で苦労しているという。参加者からは「うちにもそういう子がいる」「小学生でも外で遊ばない子が増えてきた」と「元気がない子ども」の話が続く。
13年目の教師は「これまでで一番変わったのは職員室。新人の頃は先輩がすごく気にかけてくれたけど、今はみんな自分のことで精いっぱいです。もっと雰囲気を良くしたい」。
「管理職が逃げ腰だ」「兄や姉が不登校だと影響が出るかもしれない」「『いじられ役』という言葉で、いじめが隠されている」。事例を交えて語り合い、会合は閉じた。(上野創)
ここから広告です
広告終わり