逮捕され麻布警察署に入る押尾学容疑者
一緒にマンションの部屋にいて死亡した女性に合成麻薬ＭＤＭＡを譲り渡したとして、警視庁捜査１課は７日、麻薬取締法違反（譲渡）の疑いで、元俳優押尾学容疑者（３１）を逮捕した。
警視庁が逮捕状を取ってから丸３日。押尾容疑者は、約２００人の報道陣が待ち構える中、車両に乗せられて警視庁麻布署に入った。押し寄せるカメラの勢いに、車は入り口で一時停止。押尾容疑者に一斉にフラッシュが浴びせられた。押尾容疑者の服装は白いＶネックのＴシャツにカーキ色のボア付きブルゾンというラフなもの。前回の公判中に白髪交じりの黒だった髪は、茶髪に染められているようだった。後部座席で捜査員に挟まれ、むっとした表情。じっと正面を見据えていた。
押尾容疑者と一緒に麻布署に入った知人の泉田勇介容疑者（３１）は後部座席で頭から上着をかぶり表情はうかがえなかった。元マネジャーの遠藤亮平容疑者（２８）は黒い帽子姿で、硬い表情のままだった。
麻布署では、この日午後４時半ごろ、署員約３０人が署内から出てきて出入り口付近を固め、周辺に緊張感が漂った。まず同５時３分に泉田容疑者、同２２分に遠藤容疑者、そして同３６分に押尾容疑者がそれぞれ別の車で移送されてきた。同署は都内有数の繁華街・六本木にあり、署の前の歩道には多数のやじ馬も繰り出し、大混乱した。