「女子ボクシング、WBA世界ミニマム級WBC世界Lフライ級タイトルマッチ」(6日、大阪市ATCホール)
女子ボクシングのWBA世界ミニマム級王者・多田悦子(28)=フュチュール=が6日、WBC世界Lフライ級王者・富樫直美(34)=ワタナベ=とのダブル世界戦を行い、三者三様の判定で引き分けた。団体、階級の異なる世界王者が、それぞれの王座をかけてタイトル戦を行うのは国内では男女を通じて初めて。多田は2度目、富樫は3度目の王座防衛となった。
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前半のリードを守れなかった富樫は「挑戦者のつもりでいったけど…ダメでした」と肩を落とした。ひたすら連打を繰り出し多田を追い詰めたが、「後半はスタミナが切れて手数が減ってしまった。(採点を聞いて)油断した部分もある。自分の甘さです」と反省。引き分けという結果を「自分に与えられた試練」と受け止め、「もう1回やりたい」と再戦を熱望した。
(2009年12月6日)