gataro
2009-12-08 09:12:10 gataro-cloneの投稿

冤罪被害防止へ 取り調べ 全面可視化を 「志布志事件」の地元で市民集会 菅家さんも訴え

テーマ:人権侵害/冤罪


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冤罪の犠牲者はこぞって「威迫的・暴力的に朝から晩まで自白を強要された」と違法な取り調べの実態を証言している。

冤罪が生まれる最大の原因は、警察・検察によって、密室(取調室)でつくられるウソの「自白」である。



 「調べ室に入ったら自供させるまで出るな」
 「否認被疑者は朝から晩まで調べ室に出して調べよ(被疑者を弱らせる意味もある)」


これは愛媛県警の警察官のパソコンから流出した「被疑者取調べ要領」の一部である。警察がなにがなんでも「自白」させようとしている実態がわかる。

警察は、被疑者をみずからの手元(留置場)に置き、24時間監視のもと、朝から晩まで自白を強要し、「お前じゃないなら家族を逮捕する」などと脅す、「早く認めろ」と机をたたき怒鳴る、「認めれば悪いようにはしない」などとだます。家族や社会から隔離し、精神的に追い込んでいく。

<参照>
警察の「自供させるまで取調室を出るな」とたたかうために取り調べの全面可視化を実現させよう。

こうした違法な取り調べを許さず、冤罪を防ぐためには、どうしても取り調べの全面可視化が必要だ。12月6日、鹿児島県志布志市で取り調べの全面可視化を求める市民集会が開かれた。

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http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/139099
冤罪被害防止へ 取り調べ 全面可視化を 「志布志事件」の地元で市民集会 菅家さんも訴え(西日本新聞)

 
(警察の取り調べ全面録画を求める市民集会で、自身の体験を語る足利事件の菅家利和さん(左端)ら=6日午後、鹿児島県志布志市 ― 写真は共同通信配信記事から)

警察や検察の取り調べ全面録画の速やかな実現など、可視化を求める鹿児島県弁護士会は6日、12人の被告全員が無罪となった県議選をめぐる公選法違反事件(志布志事件)の舞台となった同県志布志市で市民集会を開いた。幼女が殺害された足利事件で再審無罪が確実となった菅家利和さん(63)や、志布志事件の元被告など全国の冤罪(えんざい)事件被害者が参加。体験を踏まえて「密室の取り調べがうその自白をつくり出す」と主張した。

 菅家さんは「髪を引っ張られたり、足をけられたりした。一日中『やったろう』と言われ怖くなり、うその自白をしてしまった」と証言。

 集まった約800人の市民に「取り調べを全面可視化しないと、自分のような冤罪被害者はなくならない」と訴えた。

 志布志事件に関連する捜査で、家族の名前を書いた紙を踏まされた川畑幸夫さん(64)は「(現在試行中の)一部録画では捜査側に都合の悪い部分が隠される」と指摘。取り調べ過程のすべてを録音・録画する「全面可視化を実現すべきだ」と重ねて強調した。

 同事件の元被告で国と県を相手にした国賠訴訟原告団長を務める藤山忠さん(61)は「裁判員裁判と同時に、全面可視化がスタートすればよかった」と発言。法廷で被告側と検察側の主張が食い違った場合に、裁判員の判断材料として全面可視化によって得られる資料が有効だと訴えた。

 市民集会には国会議員9人が出席。藤山さんは冤罪被害者を代表して、「全面録画」をマニフェストに掲げている民主党の松岡徹参院議員に要請文を手渡した。

=2009/12/07付 西日本新聞朝刊=

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【関連記事】

取り調べの全面録画実現を 鹿児島・志布志で集会(共同通信)
取り調べ可視化 早く/冤罪被害者 一堂に/鹿児島・志布志で集会(しんぶん赤旗)





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