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石川のニュース 【12月6日02時27分更新】
事故機は高性能機 小松基地F15立ち往生 昨年2月には定期修理
空自によると、近代化改修の概要はF15の機首部分に取り付けられているレーダーの 探知能力向上やコンピューターの処理能力アップなどとなっている。 中期防衛力整備計画では、空自のF15約200機のうち、48機が改修を受けること になっている。改修機が小松基地に何機配備されているかは明らかにしていない。今回の トラブルの原因とみられる車輪周辺は改修対象になっていないという。 事故機は昨年2月に三菱重工業の工場で定期修理を受けていたことも判明した。定期修 理では機体の一部を分解するなど高度な点検を実施するという。定期修理後の飛行時間は 約500時間だった。 事故調査委の調査官ら約20人は5日、小松基地格納庫に保管されている事故機を調べ 、整備担当者から詳細を聴き取った。調査にはF15をライセンス生産している三菱重工 業の担当者も加わり、6日も引き続き調べを続ける。早ければ6日夜にも調査結果を明ら かにする方針である。 小松飛行場周辺整備協議会は5日、小松基地の鶴田眞一司令に事故原因の徹底究明と原 因が明らかになるまでの飛行見合わせを申し入れた。基地を訪れた坂下晴眞会長、橋本直 磨事務局長に対し、鶴田司令は陳謝した上で「申し入れを真摯(しんし)に受け止める。 市民の不安を一刻も早く取り除くよう努力してまいりたい」と答えたという。
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