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2日前、隣の伊奈町の新幹線高架下の道路を車で走っていたときのことだ。後から走ってきたパトカーがいきなり赤色回転灯を点滅しながら、パッシングしてきた。
何か事件でも発生して私を追い抜くためにパッシングしたのかと思い車を左に寄せた。ところがまだパッシングしてくる。何かと思い車を停車した。 若い警官がパトカーから降りてこちらに寄ってくる。 「運転手さん、携帯で電話してたね。はい、免許証出して。」 私は突然のことで面食らった。まったく身に覚えの無いことだったからだ。 「いや、携帯なんかしてないけど」 「何嘘言ってんの。私はこの目ではっきり見たんだから」 「?。電話なんかしてないよ」 「運転手さん正直になってよ。黒い携帯を確かにこの目で見たんだから。」 確かに私の携帯は黒といえば黒い。 「ちょっと待ってよ。携帯はバッテリーが切れそうだったから車に乗ったそのときから充電してインパネに置きっぱなしだけど。」 もう1人の年配の警察官が「とにかくパトカーに乗って」。 私はパトカーに連れ込まれた。ここからは延々と、見た、電話なんかしていない、の水掛け論。 最終的には若い警察官は見たと言い張り、年配の警察官が反則切符を切った。私は当然身に覚えの無いことだから署名は拒否した。その後、私はやっていないので反則切符に署名はしない旨の供述調書を年配の警官が作成した。私はそれには署名した。 結果、どうやらこの後出頭命令が来るらしい。 やっと30分以上も経ってから解放されたが、その後それまでの状況をさまざま思い出してみると、どうやらこの若い警察官は私のある行動を電話をかけていると見間違えたらしいのだ。 私の車は軽のハコバンで、貨物車だから例えばサンバイザーの裏に鏡なんかついていない。ポケットもなくて駐車券などちょっとしたものを置くときに不便だった。なので、市販のサンバイザーにつける小物入れが装着されている。それは名刺サイズの手鏡付だった。この鏡は黒い。 ちょうど警官が携帯電話を使っていると見たそのときは、直前にコンタクトレンズを入れている目が何かごろごろしていたので手前の信号待ちのときにその鏡で見た。すぐに左耳が痒くなったので、その鏡の縁で耳をかいた。どうやらそれを見て、黒いものをまるで電話を持つように耳に当てているように見えて勘違いしたらしい。 その若い警察官にそのことを言ったのだが、その警官は「言い訳はいいから正直に話してよ。誰がそんなことを信じるの」とその鏡が車にあるのかどうかも確認せずに頭ごなしに決め付けた。 私は徹底的に戦うことを覚悟した。 私にはまったく身に覚えの無いことだ。しかもこの若い警官は「絶対に見た」と言い張るばかりだ。「見間違えはありえるでしょう」と言っても「絶対に無い」という。これでは冤罪は絶対に消えてなくならない。 耳をかいているその最中に止められたのならば、警官は間違いだったと思うだろう。しかし残念ながらその警察官が見たという地点から距離にして500メートル程度、時間にして一時停止の交差点を通過するのに手間取ったから5分くらい経ってから停められたのだ。 これでは、警官が見たという携帯使用も私が違うという手鏡での耳掻きも、どちらも証明できない。となると、強引なそれこそ「踏み絵」のような脅しで何とか認めさせようとする。 私の場合は「出頭させる」「呼び出しがある」といったことをちらつかせ、特に若い警官は私を嘘つき呼ばわりした。 これが冤罪が作られるメカニズムだ。「絶対に見た」とそのことだけにかたくなな警官の態度では真実は見えてこない。私は携帯の番号を伝え、発信も着信もしていないことを調べてくれるように頼んだ。 この冤罪事件の顛末はまた改めて記することにする。 │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |