|
1976年の番組スタート以来、子育てや家庭のあり方などについて、ゲスト講師をお招きし、全国のお母さんたちと語り合い、共に笑い、時には涙ぐみ、おかげさまで放送回数も1600回を超える長寿番組となりました。
子どもの言葉に耳を傾け、子どもに学び、子どもと共に育っていくという気持ちをこれからのお母さんたちにも伝えていくために、2000回、3000回と番組を続けていきたいと考えています。
父・相田みつをは60歳まで無名で67歳で亡くなりました。遅咲きでした。父の書斎は書き損じの紙で埋まっていました。たくさん書いて一点だけ選び、残りは全て燃やします。お手本がなかったから、自分の道が正しいかいつも検証していました。絶えず勉強していなければ自分の進むべき道がわからないという強い思いがあったからです。父は、楷書も草書も巧みに書けました。しかし、どんなにうまく書いても、 技術だけでは感心はしてもらえるが、感動はしてもらえない。そこで自分のスタイルを工夫したのが父の書体なのです。年をとっても心と精神は常に柔らかく若々しくありたい。青春期の大きな挫折から、書家・詩人という自分の力だけが頼りの世界で生きてきた父。自分の進む道が正しいか、絶えず勉強しながら生きてきた父の座右の銘が「一生勉強一生青春」なのです。