青森鏝絵探訪
青森鏝絵探訪
コテ絵は「鏝絵」と書き、「左官が壁を塗る鏝で絵を描いたもので、漆喰装飾の一技法。古くは高松古墳、法隆寺の金堂の壁画にあり歴史は古い。また天平年間の立体塑にも見られる。 木で心柱を作り、その外側に荒土や白土にすさ糊を混ぜた材料で作るのが鏝絵の源流。漆喰は、貝殻と木炭を重ねて焼いた灰で作る。」(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』) そうです。
青森市内では、明治時代からの度重なる大火や太平洋戦争中の空襲などによって蔵の多くは失われ、残っていても鏝絵による装飾が施されているものを実見したことはありません。かろうじて、昭和6年に建てられた旧国立第59銀行本店(現青森県立郷土館旧館)の内部装飾ーレリーフに見られます。津軽地方では、弘前市を中心に比較的多く見られるようです。この写真例ー大森集落の蔵が好例です。一方、青森県内の東部地区ーいわゆる南部地方には、非常に少ないようです。その好対照の元がどこにあるのか?それを探るのも、また、面白そうです。
本格的な調査を待たずに消え去ろうてしている鏝絵の記録を少しでも後世に残したいと思うのは、私だけでしょうか。その鏝絵を一緒に探索してみませんか。また、皆様からの情報を掲示板にお待ちしています。(平成20年10月27日)
【推奨ブラウザ】●FireFox ●SaFari ※IEではどうもうまく表示してくれないようです。
青森県内の失われようとしている鏝絵を探索してみませんか