岡山放送局

2009年12月7日 14時51分更新

裁判員裁判の体験ツアー


一般の人が刑事裁判に参加する裁判員制度への疑問や不安を解消してもらおうと、6日、岡山地方裁判所で「裁判員裁判体験ツアー」が開かれました。

この体験ツアーは、裁判員制度について市民に理解を深めてもらい、安心して裁判員裁判に参加してもらおうと開かれたもので、事前に申し込んだおよそ30人が参加しました。
参加者は、まず、裁判員制度のしくみについて説明を受けたあと、実際に審理に使われる法廷や、裁判官と裁判員が被告の刑の重さなどについて話し合う評議室などを見学しました。
最後に法廷で行われた質疑応答では、男性の参加者が「もし審理が差し戻された時は、同じ裁判員が再び審理にあたるのか」と質問したのに対して、裁判所の職員が「新たに選任の手続きを行い、新しい裁判員を選ぶことになります」と説明していました。
ツアーに参加した女性は、「法律に詳しくなくても裁判員を務めることができるとわかってよかったです。もし裁判員に選ばれたら、しっかりやらなくてはいけないなと思いました」と話していました。