放送予定
   
   
   
12月7日(月)放送予定
核密約
〜岡田外相に問う〜


外務省の「密約」調査で、先月、核を搭載した米艦船の寄港を日本が容認していたことをうかがわせる文書がみつかった。半世紀にわたって、密約はなぜ隠され続けたのか。関係者の証言と新資料からは、外務大臣などが、密約を公にしようと検討したものの、国民の非核への思いや歴代の自民党政権の事情によって、断念を余儀なくされた経緯が明らかになってきた。 日本が国是としてきた非核3原則。今回の問題をきっかけに、非核3原則を堅持すべきだという意見がある一方で、より柔軟に見直すべきだという意見も出てきている。鳩山政権は、非核3原則の堅持と安全保障のバランスをどうとっていくのか。岡田外務大臣や識者の意見をもとに考える。
(NO.2828)

ゲスト 岡田 克也さん
    (外務大臣)
 


   
   
12月8日(火)放送予定
さまよう 兵士たちの“日の丸”

出征する兵士の武運長久を祈って、家族や友人が寄せ書きした日章旗。「これを持っていれば弾に当たらない」、多くの日本兵が体に身に付け戦い、戦死した。その日章旗がいま、アメリカの武器オークションなどでさかんに売買されている。大半はアメリカ兵が戦場から戦利品として持ち帰ったものだ。当事者や遺族が手放している。戦後64年が経ち急速に「歴史」となろうとしている戦争の記憶。だがその一方で、持ち帰ったことを後悔し、日章旗を遺族に返したいと強く願っている元アメリカ兵もいる。戦争の記憶をどう語り継いでいけばいいのか。さまよう日章旗の姿を通して考える。
(NO.2829)

スタジオゲスト 半藤 一利さん
    (作家)