ヘモフィルス-インフルエンザb型菌(Hib)と肺炎球菌(PCV)の予防接種について

病原菌 ヘモフィルス-インフルエンザb型菌 肺炎球菌
主な感染症 細菌性髄膜炎(風邪の症状から発展する. 発熱、頭痛、後部硬直、さらに意識障害、種々の神経麻痺、けいれんなど. 重篤な神経系後遺症を残す事もある.) や肺炎.
好発年齢 2歳未満の子どもに最も多く、90%は5歳未満までに起こる. 1歳から10歳の子どもに多く、流行性のものもある.
日本での開発と承認 2008年12月19日付けにて、日本での販売が開始されました。しかし、日本における 現在の生産量がまだ少ない為、あまり供給されていないようです。 日本での開発及び販売は未定
当クリニックの使用ワクチン 【製品名】 Haemophilus influenza type b polysaccharide conjugate to tetanus protain vaccine             (インフルエンザ桿菌b型ワクチン)          【商品名】 HiBerix                       【会社名】 グラクソ・スミス・クライン社(GSK)                          【輸入先】 ヨーロッパ 【製品名】 Pneumococcal saccharide conjugated vaccine, adsorbed (肺炎球菌ワクチン−7価) 【商品名】 Prevenar                         【会社名】 ワイス社(Wyeth)                        【輸入先】 ヨーロッパ
適応年齢 生後2ヶ月〜4歳未満 生後2ヶ月〜9歳未満
接種回数 接種回数は、初回接種時の年齢により異なるが、1〜4回.
スケジュール
【6ヶ月未満】 1〜2ヶ月間隔で3回 【6ヶ月未満】 1〜2ヶ月間隔で3回
         18ヶ月の時に追加接種          2歳までに追加接種
【1歳まで】 1〜2ヶ月間隔で2回 【7〜11ヶ月】 1〜2ヶ月間隔で2回
        18ヶ月の時に追加接種          2歳までに追加接種
【1歳以上】 1回接種 【1歳〜2歳未満】 2ヶ月間隔2回
【2歳〜9歳未満】 1回接種
【初診時に、接種スケジュールが遅れている場合】 医師との診察時に、今後のスケジュールを決定.
副作用 局所反応として、接種部の発赤、痛み、軽い腫れなどが一番多くみられる. 殆どのケースにおいて、これらの副作用は48時間以内に起き、自然に消失する.   また、全身症状として、発汗、39度以下の発熱、異常に泣く、食欲減退、嘔吐、下痢、落ち着かない、いらいらするなどの症状も48時間くらいで起きるが、おおかた軽度で、自然消失する.   *1%以下の確率で生じる恐れのあるその他の副作用については、診察時に直接医師にお伺いください.
他の予防接種との間隔 【生ワクチン後】 生ワクチン(BCG、経口ポリオ、麻疹、風疹、おたふく、水ぼうそうなど)の予防接種後は、4週間経過後に接種可能.                                                                【不活化ワクチン後】 不活化ワクチン(三種混合・DPTワクチン、インフルエンザ、日本脳炎など)の予防接種後は、1週間経過後に接種可能.                                                                       【HibやPCV後】 これらは、不活化ワクチンの為、接種後1週間経過すれば、他のワクチン(生でも不活化ワクチンでも)の接種は可能.
病気後の間隔 ウイルス性疾患(手足口病、伝染性紅斑、突発性発疹、かぜなど)に罹った後では、回復すれば、接種は可能.  しかし、回復後の安定をみるために、治癒後1〜2週間の接種が目安.   また、麻疹の後は約4週間、風疹、おたふく風邪、水ぼうそうなどの場合は、約2〜3週間程度の間隔を空けて接種.
値段 ¥8,400 (1回税込み) ¥26,250 (1回税込み)
*上記のワクチン自体の値段に加え、医師の手技料として、注射のみの場合は、1本3,150円(Hibワクチンのみ1本2,100円)、2本4,730円、3本以上6,300円が加算されます。(税込み) それ以外に、注射に関する詳しい説明や、別件での診察に関しては、診察料が別に加算されることがあります。
*これらの予防接種は任意接種であり、また当クリニックは自由診療であるため健康保険の適応はありません. よって、全額自己負担となりますので、あらかじめご了承ください.
予約について 【接種予約時間】  (平日)  午前10時〜12時 + 午後2時〜4時
             (土曜日) 午前9時〜12時    
(日曜・祝祭日) 休診
【医師との診察】 当日、お子さまの状態を確認して、スケジュールを決定し、医師の手によって注射をする必要があるため、診察が必要. 日本人医師を含め、日本語を話す医師は数名在中.
【完全予約制】 事前に電話で医師との予約が必要.
【電話での予約時間】  03-3436-3028
               (平日) 午前8時半〜午後5時半
                (土曜日) 午前8時半〜12時