【検証】瞬殺FX

【検証】瞬殺FX

12 名前:検証人[sage] 投稿日:2009/09/11(金) 18:56:53 ID:AkFDhMd/
瞬殺FX

■メール ishunsatufx@yahoo.co.jp
■URL http://shunsatufx.hp.infoseek.co.jp
価格 59,800円

... 目次 ...
はじめに
瞬殺FXの概要
利用業者
1. チャート用FX業者
2. トレード用FX業者
解説
1. 事前準備その1
2. 事前準備その2
3. エントリー
4. 決済
損きり
トレードに適した通貨ペア
トレードに適した経済指標.
練習
時差の確認方法
まとめ

全18ページ。画像を使っての説明がやや分かりづらい。



まず始めに驚くのが、ページ数の少なさだ。
一昔前ならいざ知らず、最近のFX情報商材は100P以上あるのがザラだ。
しかしこの商材はたったの18Pである。
もちろんページ数が多ければ内容が良い訳ではなく、市販の書籍やネットから無料で取得できる情報をくだくだと述べてページ数を稼いでいる商材も多い。
先入観なく検証して行く必要がある。

米雇用統計など重要な経済指標の発表直後には価格が大きく動くことが多い。
大抵はしばらくすると落ち着くのだが、その動きを捕らえて利益を上げると言うやり方は割りとポピュラーだ。
しかしそれは言うほど簡単ではなく、同じようなことを考える人も多い。
故に指標発表時には一気に注文が殺到することが多く、自分の出した注文がなかなか通らなかったり、成り行きで注文すると自分が想定していたレートと大きくかけ離れたレートで約定されてしまったりする。

ご存知の方も多いだろうが、基本的にFXの取引というのは各FX業者との1対1の相対取引である。
株の場合注文は証券取引所を通してされ、一括して管理される。
どの証券会社を利用しようと値動きに違いはない。

しかし相対取引であるFXでは利用している業者のシステムによって、レートの動きが違う場合があるのである。
特に重要な経済指標発表後には一時的にレートが大きく動くので、システムによって反応時間が違う場合がある。
無論時間が経てばほぼ同じになるのだが。この商材の手法は反応が早い業者のチャートを見て、値動きを確認してから反応の遅い業者で注文を出すというものである。
時間が経てば両者の価格はほぼ同じになるのだから、予め分かっている未来の価格で取引するようなものだ。
商材にも書いてあるように「‥チャート確認用FX業者のチャートで指標発表直後のレートの動きを確認し、トレード用FX業者で値動き前のレートでエントリーすると言う方法だ。
これが可能ならまさにセールスレターの「レートが上がったのを確認してから上がる前のレートで買うことができます」が可能だろう。

さて手法の概要の説明のあとは取引に使う業者の紹介に入る。
まずチャート確認用FX業者として「マネーパートナーズ」「kakakuFXなどのSAXO系」「GFT,AFT-FX,オリックスFXなどのGFT系」が推奨されている。
なかでもマネーパートナーズのハイスピードというチャートの反応が一番早くオススメだそうだ。
またチャートはマネーパートナーズとSAXO系またはGFT系の2種類を同時に見るほうが、チャートの反応が遅い場合に対処できる。
このチャートを2種類同時に見るために著者はPC2台を利用するのが望ましい。
もし1台しか利用できない場合はマネーパートナーズを使う。
次はトレード用FX業者だ。アイディーオー証券、イーフォレックス、アストマックス、岩井証券などのユニコム系の業者を使う。
アストマックスでは口座の種類によってSAXO系もあるので注意が必要だ。
さて準備は整ったのでいよいよ取引手順だ。
経済指標発表の数分前にマネーパートナーズの取引画面のログインし、1分足チャートを表示させる。
このチャートを画面の1/5程度に縮小させる。

次にトレード用FX業者の取引画面のログインし、新規注文画面を残りの4/5に表示させる。
そして米経済指標なら米ドル円、豪経済指標なら豪ドル円のように基本的には経済指標発表国/円の通貨ペアを設定。
取引枚数も設定しておく。注文方法は「成り行き」に設定する。
経済指標発表数十秒前になったら注文確認画面にしておく。
スプレッドは発表30~40秒前から段々拡がり10秒前で大体最大になる。
そして指標が発表されたときマネーパートナーズのチャートを確認する。
マネーパートナーズのチャートを見てレートがトレード用FX業者のスプレッド以上に動いていたら注文確定する。
もちろん「上昇していたら買い注文」「下落していたら売り注文」なのはいうまでもない。
これで終了だ。著者によるとマネーパートナーズとユニコム系のレートには反応速度に差があるという。
普段はほとんどないのだが重要な経済指標発表時などのレートが大きく動くときにはこれが発生する。
米雇用統計時には10秒近くの時差が発生することもあるそうだ。
米雇用統計‥ドル円で15pips,15pips米小売売上高‥ドル円で12pips、ポンド円で15pips
加失業率‥カナダ円で35~37pips
英小売売上高、消費者物価指数‥ポンド円で30pips
これくらいのスプレッドが仕掛ける目安となる。しかし決済はどうするのか。エントリーした時点で利益は出ているはずだが、それは2つのレートが元に戻った場合である。
ただしエントリー後、2つのレートはすぐには元に戻らないので、しばらく待つ。大体1時間以内には元の戻る場合が多いとのことだ。
レートが元に戻らず逆方向に行った時損きりになる。
通貨ペアはドル円、豪ドル円、カナダドル円、ポンド円、ポンドドル、ユーロドルなどを推奨している。
経済指標は米、豪、加、英の雇用統計、GDP速報値、小売売上高、消費者物価指数などレートが大きく動き可能性がある時が狙い目だ。
最後に注意点が2つある。一つはマネーパートナーズも指標発表時にスプレッドが広がり瞬間的にレートが下降するがそこでエントリーしないようにする。
二つ目はエントリー時のスプレッドはトレード用FX業者を基準に考えるということ。
つまりトレード用FX業者のスプレッドが15pipsだったらマネーパートナーズのスプレッドが15pips以上広がった時にエントリーするということだ。

以上ほぼこの手法の内容を書いた。
理論上は可能だと思うし、実践できるならセールレターにあるように「理論的にノーリスク」だろう。
しかしこのような経済指標発表時には注文が殺到するため、成り行き注文ではいくらで約定できるかわからない。またスプレッドが戻らず逆行する場合もあるだろう。

このような手法の場合、実際やって見なければわからない部分がかなりある。
また業者側でシステムの変更などをされた場合はまったく使えなくなってしまう。
いつまで有効かはわからないのだ。ある日突然使えなくなってしまうことも充分にあり得る。
さて後日著者から2000年5月21日に発表された加消費者物価指数直後のマネーパートナーズとユニコム系業者の取引画面の画像が証拠として送られてきた。
画像を見ると確かに発表直後マネーパートナーズのチャートが20pips近く上昇している。
そしてユニコム系業者のレートは約6秒後に上昇し始めている。
但しユニコム系業者のスプレッドが30pips開いていたため、エントリーはしていない。
このように実際に反応の遅れがあったとしても、トレード用業者も指標発表時にはスプレッドが拡大するので、それ以上にマネーパートナーズのレートが動かなければエントリーはできない。
実際どれくらいの頻度で取引機会があるか、ということだ。

1回のトレードで得られる利益は少ないので、あまり取引機会がなければ実用的ではないだろう。 この手法の有効期限があまり長くないことは容易に予想できる。

それを考えるとこの程度の取引機会、利益でとても元は取れないのではないだろう。
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2008年10月11日|FXランキングFXブログランキングコメント(0)

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